ゲストメッセージ 【第42回ゲスト 山谷佳子さん】

第42回がんノートに出演した山谷佳子です。

岸田くんに、そろそろ出てみないかと声をかけられたことと、スタッフをしていて気になったことがあり、がんノートに出てみることにしました。

気になっていたのは、がんノートに観覧に来てくれたサバイバー仲間の言葉。

「みんな積極的に自分の病気の話をしていて、前向きで…私はまだそんな状態になれないからツライ」 私も全然前向きじゃないし、いつもグチグチ悩んでばかりで積極的に活動しているキラキラした人たちに距離を感じることも確かにありました。

そんな中で、縁あってスタッフとして声をかけてもらい、みなさんのお話にパワーを頂いてきて学ぶことも多く、みなさん色んな想いを抱えつつも、前を向いている。話を聞いていて泣きそうになることも何度もありました。

だから、キラキラしてない、前向きでもない私が伝えられる事もあるかもしれない。それでもいいんだって思ってもらえるかもしれない。

そういう気持ちで出たがんノート。 色んな人がいていい。前向きになれなくてもいい。みんなもう十分頑張ってる。

そんなことを言いたかったんですが、メチャクチャ緊張して、何を話したのかあまり覚えてませんが(笑) 映像とともにリアルなホンネと多様性を発信できるがんノートは、とても貴重なものだと思います。

前向きになれず、がんノートを見る気にならないという人も、がんノートが本になったり、いつでも手に届く情報として存在していれば、いつか自分のタイミングで必要な時に見れる。それはとてもいいことだなと思います。

みなさまの支援に心から感謝しています。 本当に、ありがとうございます。

第42回ゲスト 山谷佳子