スキーで通った思い出の芸備線～藻谷浩介さん（株式会社日本総合研究所主席研究員）から応援メッセージ

日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんから、応援メッセージが届きました。平成合併前の全3,200市町村、海外121カ国を自費で訪問され、地域特性を多面的に把握。地域振興、人口成熟問題、観光振興、コロナ対応などに関し、研究･著作･講演を行っておられます。

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芸備線は、私が山口県周南市に住む高校生だった冬、友人に誘われた大山スキー旅行で通った、思い出の線です。行きは下関から山陰線の夜行急行さんべで米子へ。帰路は昼行の急行ちどりで、出雲坂根スイッチバックを通って、備後落合から広島へ。今思えばとてもゆっくりとした旅でしたが、車中ではかけがえのない時間を過ごすことができました。

そんな芸備線の危機に、六角精児バンドの皆さんが駆けつけてくださると聞きました。テレビ番組「吞み鉄本線」シリーズで、バンドのユルい歌をバックに、お酒を楽しみながらゆったりと旅行する精児さんは、高校生時代の自分（お酒は飲んでいませんでしたが）がやっていたような、ゆとりある本当の旅を楽しんでおられるように見えます。

鉄道ファンではないけれども吞み鉄本線ファンである妻と一緒に、私もコンサート会場に参ります。皆さまもぜひいらしてください！　リモート観賞や、応援も、よろしくお願いいたします！！

藻谷浩介（もたに・こうすけ）
1964年山口県生まれ。2012年より現職。著書に『里山資本主義』『世界まちかど地政学Next』のほか、『デフレの正体』 (KADOKAWA)、『日本の進む道～成長とは何だったのか』（毎日新聞出版、養老猛司氏との対談）、『コロナ後の世界を生きる』（岩波新書）など。近著に毎日新聞「時代の風」欄への９年分の連載を再編集した『誰も言わない日本の「実力」』（毎日新聞出版）。(株)日本政策投資銀行地域調査部特任顧問、NPO法人地域経営支援ネットワーク理事長。