シモン・ゴールドベルクの世界SPレコードコンサート2日目！

音楽総合研究センター開催の特別展示「シモン・ゴールドベルクの世界」（11/23-11/28）。初日と最終日にSPレコードコンサートを開催しますが、本日はその最終日。18:30の開演に向かって準備を進めます。

午前中に使用するレコードの最終チェック。あまり状態の良くなかったモーツァルトのソナタのレコードを、先日整理中に出てきた状態の良いレコードと入れ換えます。そういう事ができるようになったのも、皆様のご支援で保存箱が買えてレコードの整理が進みつつあるからこそです。改めて感謝を申し上げます。

本日の開場は18時。第1ホールに続々とお客様が入って来られ、予定通りに開演です。

お話をされる澤和樹学長は、今日韓国から帰国したばかりとのこと。ゴールドベルクのレッスンのエピソードなどを語られます。ベートーヴェンのスプリング・ソナタとモーツァルトのアダージョは、ゴールドベルクの書き込みがある楽譜をスクリーンに映しながら聴いていき、その後澤先生が楽譜の書き込みについて解説をされます。ゴールドベルクの資料を持つ音楽総合研究センターと蓄音機とSPレコードを持つ当館、そして実演家と研究者、四位一体のコンサートになりました。
「私が現在教えていることの6割、いや7割はゴールドベルクから教わったことです」
とおっしゃる澤先生。ゴールドベルクの遺産はこれからも様々な形で藝大に受け継がれていくのです。

2017年11月28日（火）18:30-20:00
お話：澤和樹学長（ヴァイオリニスト）
聞き手：大角欣矢教授（音楽学部楽理科）
入場者数：87