
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 43人
- 募集終了日
- 2023年12月21日
自然栽培では、なぜ麦を蒔くことから始めるのか。

先日、活動報告にあげたビニールハウス内を耕しました。
前回の活動内容写真と同じに見えますが、実は耕す前後の写真です笑
何度も歩くことにより、土の表面は硬くなってしまいますので、種まきや作物の定植(本葉3〜4枚の苗を植える)を行いやすく、作物が育ちやすくするために耕します。
「フカフカの土だと根を伸ばしやすい」というイメージです^ ^
露地栽培*では有機物が一つもないという状態はほとんど見受けられず、雑草も生えない圃場は菌や微生物などの多様性も乏しい状態です。
ハウス内ではなぜ有機物がないのかというと、、、
日光を当てないようにマルチで覆い、雨も当たらないため、雑草の種が土の中にあっても発芽できないという状況です。
そのため、多様性はあるが、抑制できているという状態です。
*露地栽培→ハウスなどの施設を使わず、自然に近い屋外の畑で栽培すること
麦を蒔く理由
前回、麦を蒔いて土づくりを行うとお伝えしました。
これは「奇跡のりんご」木村秋則さんが自然栽培の原理原則として提唱されています。
あまり知られていませんが、
ドイツの詩人 ゲーテも実は農業にも精通しており、
「麦と大豆を蒔けば、この地球でずっと生きていける」
と言われたそうです。
麦の役割
・圃場にある過剰な肥料分などの吸収(前年の肥料=残肥)
・圃場のバランスを整える。(窒素、リン酸、カリウム、etc...)
・人の手が届かない地下1m先まで根を伸ばし、水はけがよく、水持ちが良い土にする。
ちなみに、今年は小麦とライ麦を作付けしました。

ライ麦は背丈が2mにも成長してくれるため、地下2mまで土を耕してくれるということで、麦の中でも特にパワフルな作物です!
土づくりとしてはオススメですが、、
ライ麦は芒(のぎ)が鋭く、服の上からでも皮膚を刺し、洗濯しても芒が落ちないため、長い期間、その服は痒くなり続けます( ; ; )
肘の内側が痒くて痒くて、、泣
麦の栽培が日本で少ない理由
海外から安い麦が輸入され、国産麦の需要が少なくなってしまったため、国内の麦の生産量も減ってしまいました。
半世紀ぐらい前までは、稲刈り後にすぐ麦を蒔き、麦の収穫の後に稲を作付けするという二毛作をしていたそうです。
麦の役割を知ると、二毛作は合理的だったと感じます。
しかし、麦は吸収能力が高すぎるため、稲の収量が少なくなってしまうというデメリットがあります。
そんな場合は、大豆を植えると土壌のバランスが改善されます。
その原理を使ったのが三圃式農業です。
11月〜6月:麦
6月〜10月:稲
7月〜11月:大豆
麦を毎年、稲と大豆を隔年で栽培します。
このサイクルだと土壌の状態はバッチリですが、大量生産を最優先とした場合には、効率的とは言えず、衰退したのだと思います。
麦の役割をトラクターと除草剤が、
大豆の役割を肥料が担ったというわけです。
麦まきは自然栽培の原理原則
ということが伝わりましたでしょうか。
雪が降る前の11月に麦を撒き、12月に1回、雪解けに1回、麦踏みをするとイネ科(お米も同様)特有の収量を増やしてくれるので、今後行う予定です。
雪が降ってもまだまだ作業を行います。
万全の体調で農作業に努めたいと思います(^ ^)
津川
リターン
3,000円+システム利用料

感謝のメール
●感謝のメールを送ります
●活動報告をします
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

野菜宅配セット×2回
●感謝のメールを送ります
●活動報告をします
●野菜の宅配セット(5〜7品目)×2回
7・8月を予定しておりますが、出来次第お送りいたします。
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2024年8月
3,000円+システム利用料

感謝のメール
●感謝のメールを送ります
●活動報告をします
- 申込数
- 10
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

野菜宅配セット×2回
●感謝のメールを送ります
●活動報告をします
●野菜の宅配セット(5〜7品目)×2回
7・8月を予定しておりますが、出来次第お送りいたします。
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 5
- 発送完了予定月
- 2024年8月

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