
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 274人
- 募集終了日
- 2022年6月13日
いよいよ始まった再審公判!《後編》
10月27日(金)、袴田巖さんのやり直しの裁判(再審公判)が静岡地方裁判所で始まりました。
出廷を免除された巖さんに代わり、姉の秀子さんが「無罪」を主張した初公判冒頭の《前編》から続く、法廷内の様子をご報告します。

▲裁判所に入る弁護団
■ 検察vs弁護団の真っ向対決
秀子さんが巖さんの「無罪」を訴えた陳述が終わると、今度は「冒頭陳述」といって、この先の裁判で主張・立証する内容を証拠を交えて細かく述べる手続きへと移りました。
検察側・弁護側の双方が約25分ずつ陳述を述べ合いました。
検察側は「袴田さんが犯人であること」を主張し、弁護側は「袴田さんは無罪だ」と主張するという中で、負けられない闘いが始まった訳です。
弁護側の冒頭陳述を行なったのは、弁護団事務局長の小川秀世弁護士でした。
陳述の冒頭に、こんな言葉がありました。
「…ここで本当に裁かれるべきは、警察であり、検察であり、さらに弁護人及び裁判官であり、ひいてはこの信じがたいほど酷いえん罪を生み出した我が国の司法制度も裁かれなければならないのです。」

▲小川秀世弁護士と秀子さん
この時の小川弁護士の圧倒的な迫力は、傍聴席から聞いていても、心打たれるものがありました。
裁判長がじっとその姿を見据えていました。弁護人席に座る秀子さんも、目の前の証言台で語る小川弁護士を静かに見守っていました。
■ 閉廷、そして記者会見では…
正午過ぎには午前の部が閉廷し、再び13時15分から法廷が再開されました。
午後からは、検察側が主張を行うスケジュールとなっていて、途中休憩を挟んだものの、正味3時間、延々と検察側の主張を聞くだけの時間が過ぎていきました。
そこに座る3人の検事は、40〜50代の男性2名、30代くらいの女性1名で、主張は2人の男性検事が交代で務めていました。
法廷内のモニター画面に、原稿や図面・写真などを次々に示しながら、プレゼン形式で淡々と進めていきました。主張というよりは、原稿を読み上げているような印象でした。
そして、夕方5時前には閉廷となりました。

▲静岡地方裁判所(10月27日 午後5時過ぎ)

▲裁判所を出る弁護団
その後に行われた弁護団の記者会見では、出席した弁護団のメンバー全員が、一人一人初公判を終えた心情などを語りました。
そのうちの何人かは、裁判冒頭の秀子さんの陳述に対して、驚きと敬意を口にしました。
それは秀子さんが、このように語った部分です。
「…長き裁判で、裁判所、並びに弁護士、および検察庁の皆様には、大変お世話になりました。」
巖さんとご家族をどん底に落とした張本人とも言える検察に対してまで、「お世話になりました」と言えることに、秀子さんの並大抵ではない、深い人間力が現れているといった感想でした。


▲弁護団による記者会見
初公判の感想を聞かれた秀子さんには、笑顔も見られました。
90歳ながら、生まれて初めて裁判を傍聴したと言いますが、こんな素直な感想を述べられ、会場の笑いを誘っていました。
「裁判て、のんべんだらりんとやってるで。…今日、検事さんの言うことを聞いていて、『これじゃあ57年もかかるわけだわ。』と思いました。」

次回の裁判は11月10日(金)です。
その日は、主に弁護側が主張・立証を行うことになります。
皆さま、引き続き是非、裁判の行方にご注目ください。
ドキュメンタリー映画「拳と祈り」監督
笠井千晶
リターン
3,000円+システム利用料

映画の完成を見守るコース
・お礼メール
・最新の進捗状況をご報告
※当プロジェクトページの「新着情報」としてお届け致します。
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- 発送完了予定月
- 2023年3月
10,000円+システム利用料

オンラインで映画を視聴コース
3000円コースのリターンに加え
・完成した映画をオンライン視聴
(完成の1ヶ月後以降・期間限定公開)
※視聴できる日時・期間は未定ですが、映画の完成日が確定する2023年2月頃には決定予定です。
※動画視聴できる高速インターネット環境をご用意下さい。視聴は家庭内鑑賞に限らせていただきます。
- 申込数
- 124
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年5月
3,000円+システム利用料

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