【広報活動で学んだこととネクストゴール達成後の私たちの役割】

皆様、多くのご支援ありがとうございます。

お金には替えられない、応援のエネルギーと期待、信頼をいただいていると思っています。

 

少し長い話になりますが、お付き合いいただけると幸いです。

 

このクラウドファンディングの広報活動を行っているときに、ある視覚障がいの方から、「所属する会のメーリングリストで情報提供したい。テキストデータだと音声読み上げアプリが使えるので、チラシの内容をテキストデータでもらえないか。視覚障がい者はマウス操作が難しいから、ネット上での寄付が難しい。代理支援を申し込みたいが、チラシ裏の申込書に記載してファックスしたり、郵送したりするのも難しい方もいる。メールで申し込みを受け付けてもらえないか。」とご連絡をいただきました。

 

とてもありがたいことなので、テキストデータを作成し、メールでの申し込みもOKとしました。視覚障がいの方から「無事に寄付できました」とご連絡いただき、ホッとしました。

 

ご対応させていただく中で、自分の「やりやすさ」は、他の方の「やりやすさ」とは違うことに気づきました。

 

例えば、リターン内容について、チラシ裏面の表とテキストデータで記載したものです。

皆様はどう感じられますか？

 

＜リターン表＞

＜テキストデータ＞

 

障がいを持っているのはその人ではなく、地域社会であるとも言われています。その人が困難だと感じなければ、「障がい」ではないと考えることもできます。

 

「障がいを知り、共に生きる」

「障がいを知る」ということは、個々の障がいの特性を知ることだけでなく、「その人の日常生活の困難さがどこにあって、どうすれば困らないのか。」を知ることではないかと思います。

 

そこで、ネクストゴールを達成した後の私たちの役割は「重度障がい、医療的ケアがある方の日常生活の困難さとその解消方法」を情報発信していくことだと考えました。情報の中にはグループホームで活用する予定のものも含まれます。

今後、新着情報にアップしていきますのでご覧ください。

 

社会医療法人同愛会　博愛こども発達・在宅支援クリニック

院長　玉崎章子