【小児科｜臨床神経グループ】伝統と最新の知識で充実した医療を

阪大小児科の8グループ目の紹介は、古い伝統と経験を誇る臨床神経グループです。NICUで生まれた水頭症や髄膜瘤の症例、てんかんを疑う症状がある場合など、私たちは困ったらすぐに脳研の先生方を呼び、気持ちよく助けてもらっています。

 

【臨床神経グループ（通称；脳研）】
　私たち臨床神経グループは、脳、神経、筋肉に病気のある子どもたちを治療しています。私たちの外来には、けいれん、発達の遅れ、運動や感覚・行動の異常など、様々な症状をもつお子さんが紹介されてきます。広い視点からその子どもたちの診断を行い、また的確に治療を進めていきます。中には有効な治療法がまだない患者さんたちもいます。そのときでもこどもたちとご家族に寄り添い、またどのようなケアが必要かをいっしょに考えていきます。

　また大阪大学にはてんかんセンターがあります。4 つの診療科（小児科、神経内科・ 脳卒中科、神経精神科、脳神経外科）と、臨床検 査部、放射線部、保健医療福祉ネットワーク部が緊密に連携して診断治療に当たっています。私たちはそのメンバーとして、難治性てんかんの ① 検査　② 診断　③ 薬物・外科治療　 ④ 精神症状への対応 などを行い、⑤ 充実した社会生活を送れるように支援しています。

 

後列左端：下野 九里子 連合小児准教授、

後列左から3人目：青天目 信 講師、グループチーフ

 

　近年臨床遺伝学の進歩により、かつては治療法どころか診断もつかなかった小児神経疾患の原因が判明することも増えてきました。さらには、遺伝子治療や核酸医薬の登場により、最先端の治療法も次々と開発されています。もう "脳神経疾患は治らない病気ではない” のです。最新の知見を常に取り込み、きめ細やかな連携により、最高の医療を提供したいと考えています。

 

　このコロナ禍により、脳研の患者さんたちも面会が自由にできず困っています。このクラウドファンディングが成功して、少しでもストレスなく、安心して過ごせるようになることを心から願っています。

クラウドファンディングも残すところ1週間ですが、ぜひご協力お願いします。

 

 

脳研カンファはいつも熱心に議論されています。そこへお邪魔し、小児医療センターの明るい太陽の絵の下に引っ張ってきました！