残り2日！スペシャル映像を公開！

 

『HUMAN /CODE ENSEMBLE ヒューマン・コード・アンサンブル』を応援してくださっている皆さま、いつもありがとうございます！クラウドファンディング終了まで残り2日！目標金額の達成まであと19％。一人でも多くの皆さんにこの公演を体感頂きたく、最後まで皆さまの力強いご支援をどうぞよろしくお願いします！

 

本日は公演に向けて、スペシャル動画を公開致しました！

なんと落合陽一さんが、小川の演奏するベートーヴェン作曲の「月光」に合わせて、ベートーヴェンが難聴に苦しみながらも音楽に光を見出そうとする世界観を演じて下さっています！

 

 

「フォルテピアノに耳をあてて、ベートーヴェンの絶望感や、悲しみを表現してほしい」

難しい小川からのリクエストを、見事に体現して下さった落合さん。彼の鋭敏で豊かな感性に脱帽した瞬間でした。

 

ベートーヴェンは56年の生涯のなかで多くの名曲を残していますが、20代後半で難聴になっており、その半生は難聴との戦いでもありました。32歳の時にはかなり悪化しており、人の声もひどい耳鳴りにかき消されて聞こえないほどに日常生活に支障をきたすようになっていました。そして自分の弾くピアノの音すら聞こえなくなっていきます。最後はピアノに直接かじりついて音を聞いていたと言われ、愛用のピアノには歯形が残っています。 

 

本公演ではそんな難聴を強く自覚するようになった頃に書かれた２曲の名作、ピアノソナタハ短調作品13「悲愴」と、ピアノソナタ嬰ハ短調 作品27-2 「月光」を演奏します。 ​​​​

 

​​​これらの曲に音楽家として致命的とも言える耳の疾患を抱え、不安、絶望、孤独といった当時の心情が反映されていたことは間違いないでしょう。と同時に、行く末を悲観しながらも、この時期にベートーヴェンが友人へ宛てて書いた手紙の中には、「自身の運命に立ち向かいます」、「自分の新しい音楽を作り上げて世に出したい」という決意表明のようなことが書かれており、その言葉をまさに実現するかたちで次々と名作を生み出していくことになります。

 

11月公演では、スペシャル映像でも登場しているベートーヴェンが生きていた時代のピアノ（複元楽器）を使用して、彼の心情に寄り添うような小川による演奏と、それに呼応する落合のデジタルアートが美しく、儚い世界を描き出します。

 

我々渾身のステージ、ぜひ会場で体感してください！