【ついにスタート‼】奉仕団メンバーから皆さまへメッセージ

皆様、こんにちは。北海道パレスチナ医療奉仕団です。

 

　クラウトファンディング第2弾『コロナ禍で苦しむシュファット難民キャンプの子ども達へ緊急支援』を7月7日に無事にスタートし、3日目となりました。

不安と緊張のなかスタートしましたが、皆様からのご支援とメッセージに感謝の気持ちと共に背中を押していただいている感覚から、最後まで走り抜けようと力が湧いてきました！ありがとうございます‼

 

　今日は、奉仕団メンバーで精神科医の香山リカ先生からのメッセージをお届けします。

 

 

 

 

　

 「難民キャンプ」ときくとどんなところをイメージしますか。私のようにずっと日本にいる者は、難民キャンプときくと、「紛争地から逃げてきた人が移動中、国境など人里離れたところで仮の生活を営む場所」を想像していました。

　ところが、シュファット難民キャンプがあるのは、イスラエル・最大の都市で観光名所としても知られるエルサレムの中なのです。もともとそこに住んでいた１万人ものパレスチナ人が強制的に移住させられ、そこが難民キャンプ化している。どこかに逃げたい、どこかに行きたいのではなくて、どこにも行きたくない人が無理やり押し込められる難民キャンプ…。すぐには想像できませんでしたが、「そんな場所がこの地球上にあるのか」と本当に驚き胸が痛みました。

　そこには多くの子どもが暮らしています。十分な教育や医療も受けられずに自由に遊びまわることもむずかしい中、一生懸命、生きているのです。私は北海道パレスチナ医療奉仕団の一員になり、いつかそこに行って医療奉仕をしたいと考えています。でも、いまはコロナでそれもできません。だとしたら、せめて寄付という形で子どもたちが生き延びる手助けができれば、と思っています。みなさまのご協力もお願いいたします