♡みんなが幸せに♡

　1月のチャリティーイベントで長野から来てくれた響(おと)とお父さんとお母さんと3人で来てくれた喜平(きっぺい)に会いました。以前ここにいたという保護犬はそれぞれタイプは全く違いますが、それはそれは幸せそうな家庭犬になっていました。

　家族と一緒に二人羽織や鼻タッチゲーム、書初めなどのイベントで参加者皆の笑い声の中心にいたのは元保護犬、今は幸せになった子たちでした。里親さんとの繋がりの深さを感じたチャリティイベントでした。

　

　昨年優しい家族ができここを巣立っていった福(ふく)は雑種で中型犬の男の子でした。ちょっとハスキーに似た風貌で少し怖め？という出会いは…クレートから出すと同時に「あら～」一瞬でくずれました。ひっくり返ってなでてなでてのポーズ、なでられていればいつまでもという子でした。

　譲渡会でも多くの方になでていただきました。本人、もううれしくてうれしくて。沢山の触れ合いの中、お母様と小さな可愛いご姉妹。下のおじょうさんはお母様の背中に隠れて二人が撫でてくださるのをじっと見ていました。お二人が「大丈夫だから触ってごらん。」と言っても、その女の子は「いやだ。」ときっぱり。ず～っと撫でてほしい福、それに応えてくださるお二人。時間が経つにつれていつしか女の子はお母様の横にきていました。暫くするとお母様の膝にしがみついてそうっと左手を伸ばし福に触れました。すぐに引っ込めましたが、またそうっと…何度かそうするうちに福との距離が縮まりーなでなで。福の周りに三人の笑顔。時に言葉なくても伝わることは十分あるのだと福に教えてもらった気がします。

 

　保護犬一頭一頭にも物語があり、出会いには運命さえ感じます。家庭犬として巣立つ保護犬のこれからの犬生は、時間をかけてお互いが信頼し合い一緒に幸せになっていく未来が待っていると信じて保護犬たちと過ごしています。

 

　保護犬のこれからのためにクラウドファンディングを始めましたが、クラウドファンディングによって応援してくださる方々がこんなにも沢山いらっしゃることも保護犬たちが教えてくれました。保護犬たちは人と人とも繋いでくれたのです。人が保護犬を、保護犬が人を幸せにし合う瞬間に立ち会えることを幸せに思います。人も犬もみんなが幸せになる、それがほごけん教育部の大切にしていることです。

 

　一頭でも多く、少しでも長く保護犬たちを救っていける活動が続けられるよう、残り僅かになってきましたがネクストゴールに向けてお力をお貸しいただけますよう、どうぞよろしくお願いします。

 

　　なでて～　しあわせ～　ありがとう♡

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　こちらこそ　　ありがとう♡