7月まで待つ畑

皆さま、おはようございます。

 

先日はすごく栽培が上手な契約農家さんの畑をご紹介しました。でも正直に言うと、契約農家さん全員がうまく栽培できているわけではなく、栽培がうまくいかない契約農家さんもいます。

 

先日のサイモン氏の場合、奥様と息子が一緒に働いています。また、定植・除草・収穫など、最適なタイミングで一気に進めたい作業では、隣人や親戚の手を借りることもできます。

 

一方、今日のこの契約農家さんの畑は、もう一歩なかんじです。この人は苗を受け取って増殖させたものの、定植前に自分が病気になってしまい、適期に定植できませんでした。

 

 

その後、回復して奥様に手伝ってもらい、どうにか定植はしました。でも、やはり時期が遅く、定植した後に十分な雨が降らず、茎葉が十分に発達していません。このまま1ヵ月くらい様子を見ますが…どうかな。

 

この辺りでは通常4月頃に、その雨季の最後の雨が降ります。それまでにしっかりと根を伸ばしておけば、あとは雨が降らなくても、土壌中に残った水分で収穫までもっていけるようです。

 

ところが、それまでにしっかりと根を伸ばしてない場合、茎葉が発達せず芋もつかない。この畑の場合は、茎葉は少ないながらも健康なので、もしかしたら7月頃まで待てば、そこそこ収穫できるかも…という判断にしました。

 

…と、このように書くとちょっと深刻な感じですが、本人はそんなに凹んでいる様子もなく「オレの畑でも記念撮影しようぜー」という感じでした。

 

引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

Matoborwa Co. Ltd.代表

長谷川竜生