大阪府松原市では歯科健診で「乳前歯の欠損」に注目

　本日は、歯科健診で「乳前歯の欠損」に注目している大阪府松原市の取り組みに関しまして、松原市歯科医師会の大土　努先生からコメントをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

　大阪府松原市では、「乳前歯欠損調査」ということで、２０１７年４月より大阪大学大学院歯学研究科小児歯科学教室との共同研究を開始しました。３歳６か月健診時に乳前歯に欠損があった場合、研究への同意と過去の健診結果の参照の同意書を頂き、１歳７か月・２歳・２歳６か月の健診結果の振り返りと、欠損に気付いた時期や理由を問診票より、この欠損が低ホスファターゼ症によるものかどうか予想し該当者を探します。現在２年１０か月が経過し、約２０００人を調査してきました。まだ該当者はおりませんが、引き続き丁寧に調査していきたいと考えています。