日本癌学会学術総会に参加しました。

皆様こんにちは。青島です。

先週，福岡にて開催された第83回日本癌学会学術総会に参加してきました。日本だけでなく海外からも多くのがん研究者が参加し，3日間にわたってがんに関わる最新の研究成果が発表・議論されていました。

我々が血管肉腫で実施している患者由来移植モデル (PDXモデル) の作製や，シングルセル解析・空間遺伝子発現解析といった手法は，胃がんや膵臓がん等様々ながん研究でも実施されています。そうした手法を用いた結果の解析法やそこから得られた新知見など，普段の研究に応用できる非常に有益な情報をたくさん得ることができました。

我々もポスター発表ではありますが，研究成果を発表しました。獣医学分野の研究でありながらも，多くの方々に興味を持って頂きました。特に興味を持って頂いた方からは共同研究のお誘いも受けることができ，私が実施したいと思っていた人と犬の血管肉腫の比較研究を進めることができそうです。

学会は最新知見を学ぶ場であるとともに，志を同じにする研究者の方と出会うばでもあります。今回そのような貴重な出会いを得ることができたことはとても嬉しく，参加して非常に良かったと思う学会でした。

また，本学会には私が指導する学生さんにも参加してもらいました。最新のがん研究がどのようなものかを肌で感じ取れたのではないかなと思います。ぜひ今後の研究の糧にして貰いたいです。

9月も終わり，もうすぐ10月となります。学会時の福岡はとても暑く，札幌との気温差は15度近くありました。気温が変化しやすい時期になっていくと思います。皆様どうかご自愛くださいませ。

学会後，会場近くにて

青島 圭佑