フルートパートを紹介します！

こんばんは！
北海道大学交響楽団フルートパートトップの福島沙樹です。目標金額を大きく上回るご支援をいただき、心より御礼申し上げます。

北大オケのフルートパートは現在、1年生5人、2年生3人、3年生1人、4年生2人の計11人で活動しています。北海道から鹿児島まで、全国各地から個性豊かなメンバーが集まり、日々練習に励んでいます。
今回は、フルートの魅力について少しお話ししたいと思います。

フルートは、オーケストラにある木管楽器の中で唯一リードを使わず、空気の振動で音を生み出す「エアリード式」の木管楽器です。実はリコーダーと同じ原理で音を出しています。
直接音を作る仕組みがないため、奏者の唇の形や息の入れ方、演奏法によって音色が大きく変化します。演奏者それぞれによって異なる個性豊かな音色もフルートの大きな魅力の一つです。

主に高音を担当する楽器で、「小鳥のさえずりのよう」と形容されることもあります。美しい高音に魅了されてフルートを始める人も多いですが、私は案外フルートの低音が好きだったりします。
フルートの低音は繊細な息のコントロールが必要で、中高音に比べて安定して音を出すのが難しく、大きな音量を出すことも困難です。そのため他の楽器に埋もれてしまうことも多く、苦手とする奏者が多い音域です。悲しいことに、好きと得意は異なるようで私自身もその一人です🥲

しかし、温かく深い響きや、楽器全体が共鳴してその振動が指や腕にまで伝わる感覚は、低音ならではの魅力だと感じています。

今回演奏するマーラーの交響曲第5番では、この低音のメロディーが数多く登場するため、試行錯誤の日々を送っています。本番ではホール全体に豊かな低音を響かせられるよう、一層練習に励んでまいりますので、ぜひ会場でその音を聴いていただけたら嬉しいです。

クラウドファンディングの成功、そして演奏会の成功に向けて、団員一同これからも走り続けてまいります。今後とも温かなご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。