iOSアダプタの改良のための発売遅延のお詫び

　皆さんこんにちは。

　８月末に本プロジェクトが目標支援額を達成して以降、ご連絡が出来ておらず申し訳ありません。

 

　実は、クラウドファンディング開始時に目標としたiOSアダプタは、10月初旬に試作品が完成しました。それを受けて量産に入ろうとしたのですが、その後、追加したい項目が出てきました。

 

　それは9月17日にアップル社より発表されたiOS18の視線入力への対応です。

iOS18から、iPhone、iPadに「支援トラッキング機能」（いわゆる視線入力機能）が追加されました。

　これは、マウスカーソルを視線で操作する機能です。

まだ最初のリリースということもあり、決して市販の専用の視線入力センサーと比べると精度は良くないですが、それでも当社の「リモコンエール」のアプリなど、選択肢が少なく、一つひとつのボタンが大きい項目の選択は問題なく操作が可能です。

この時の「選択項目の決定」は「一定時間その項目を見つけ続ける」ことで行いますが、それ以外に、マウスの左クリックでも決定できることがわかりました。

 

　そこで、今回開発するアダプタで、入力スイッチの信号を当初予定の「Space」「Enter」に加えマウスの左クリックに変換できるようにしてはとの提案を頂き、検討に入ることにしました。

これができれば、本アダプタでスイッチコントロールによるiPadの操作に加え、視線トラッキング時の決定もスイッチ操作でできるようになります。

この機能を今回のアダプタに組み込むための単純な方法を検討するのに時間がかかってしまいました。

 

　検討の結果として、当初予定のアダプタの背面に切り替えスイッチをつけて入力スイッチ２の信号を「Enter]と「マウス左クリック」を切り替えられるようにすることにしました。

　その時のイメージ図が以下のものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【設計見直しを行ったiOSアダプタ（正面）】

 

【設計見直しを行ったiOSアダプタ（背面）】

 

　現在、改めて切り替えスイッチを付けた仕様の試作を行っています。

　その試作が12月上旬に完成する予定です。それが完成すれば量産に入ります。

　現在の予定では12月中旬に試作の確認を完了させて量産に入り、なんとか１月中に発売したいと思います。
【設計変更をしたアダプタ（左：仮想現実の画像）と初期のアダプタ（右）の比較】

　　切替スイッチを追加したことが判るかと思います

　ここ数日の展示会でも、クラウドファンディングを支援してくださった方々からも「いつ頃、発売になりますか？」との質を頂いております。より良い製品とするため、もう少しお時間を頂きますよう、ご理解の程宜しくお願いします。

 

　なお、iOSアダプタおよびそのセット以外のリターン（オタマトーン、困りますボタン、スマホリングオープナー）については、現在送付を開始しております。近日中にお手元に届く予定ですので今しばらくお待ちください。

 

　引き続きご支援の程宜しくお願い致します。