地域で暮らす高齢者に安心を届けたい|「みんなの救急車」プロジェクト
地域で暮らす高齢者に安心を届けたい|「みんなの救急車」プロジェクト

支援総額

22,751,906

目標金額 10,000,000円

支援者
123人
募集終了日
2025年5月30日

    https://readyfor.jp/projects/kawasaki-kobe2025?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2025年04月04日 09:58

みんなの救急車プロジェクト ~4th week~ |「みんなの救急車」はどうやって呼ぶの?

ー 119に電話をかけたら川崎病院の救急車が迎えに来てくれるの?

 

私たちが「みんなの救急車プロジェクト」についてご説明したときに、「119に電話をかけたら川崎病院の救急車が迎えに来てくれるの?」と、たびたび聞かれます。

 

とても大事なことなので、いつも回答としてお伝えしている内容をこちらにも記載しておきます。

 

救急車による救急出動件数、搬送人員数は年々増えており、救急隊の皆さんは、要請があれば必ず現場にかけつけてくれます。

 

【総務省消防庁サイト:「令和5年中の救急出動件数等(速報値)」の公表】

 

― なぜ救急搬送件数が増えているのか?

 

いろいろ理由はありますが、理由のひとつに、高齢者の増加に伴い救急搬送の件数が増えていることが挙げられます。

さらにはひとり暮らしの高齢者も増えていて、1人で移動することができない場合には、救急車に頼らざるを得ないこともあります。夜間などは特にそういった状況になりやすい傾向があります。

 

そして消防庁が公表している高齢者の救急搬送の中身を見てみると、実は軽症、中等症の高齢患者さんの搬送が増えていることがわかっています。

 

ただでさえ救急搬送件数が多いなか、救急車でなくても搬送できる患者さんがどんどん増えていけば、救急隊が本来救える命も救えなくなってしまうかもしれません。

 

消防署の救急車は、どんな搬送にも対応できるようにたくさんの資機材が積まれていて、訓練された消防士さんが乗車し患者さんの命を守りながら安全に運んでくれます。

 

命を守るための専門職として日々働いている消防士さんが、救えるはずの命を救えないということは、本来あってはならないことです。

 

 

これから迎える超高齢化社会では、さらに高齢者が増えていくため、私たちが安心して暮らしていくために必要な社会資源を守るためにも、自力で動けそうであれば介護タクシーやタクシーをはじめ救急車以外の交通手段を検討することも必要になってきます。

 

【コラム:ひっ迫する救急搬送 / 老々介護・高齢独居 について詳しい内容はコチラから!】

 

自分は救急車を呼んでもいい状態なのか?

仮に救急隊が搬送する患者さんの条件が、【命に危険が迫っていること】だとすると、自分がそれに該当するのかがわからないことがあると思います。

大きな出血があったり、事故の場合などは迷うことなく救急車を呼ぶことができると思いますが、医療従事者でない場合、たいていの場合は容易に判断することができません。

 

「わからないからとりあえず救急車呼んでおこうかな」と、考える余裕があって呼ぶ救急搬送のなかには、全てではないですがきっと「救急車じゃなくてもよい」搬送が含まれています。

 

―では、わからないときはどうすればいい?

 

こんなときに使うのが、♯7119です。

 

#7119は、救急車を呼ぶか迷ったときや医療機関を受診すべきか判断できないときにかけることができる相談ダイヤルです。

医師や看護師がオペレーターとして対応していて、相談に乗ってくれます。緊急性が高い場合は、オペレーターが119番へ電話を転送してくれますし、救急車を利用する以外の選択肢を提案してもらえるかもしれません。

 

さて、ここで勘違いしてはいけないのは、私たちが簡単に救急車を呼んではいけない、という話をしているわけではないということです。

 

医療・介護従事者だけでなく、それ以外の方も日頃からいろいろな情報を入手し、たくさんの選択肢のなかから正しい選択できるように知識をもっておくことが大事だということを私たちは伝えています。

 

学んだ知識は、いざというときにきっと役立てることができます。ご自身のためだけではなく、家族や友人のためにもなることと思います。

 

【かわさき健康講座:無料で川崎病院が開催する市民向け講座】

 

ー川崎病院の救急車の使い方

「みんなの救急車プロジェクト」で購入する救急車は、救急隊の負担を軽減するために「救急車未満、介護タクシー以上」の患者さんを搬送するために使います。救急車には、川崎病院の看護師など医療従事者が同乗します。

 

高齢者の救急搬送で増えている軽症・中等症の救急搬送の一部を川崎病院が引き受けることで、救急隊は本来消防署の救急車で搬送すべき患者さんに専念できると考えています。

 

ーでは、どうやって川崎病院の救急車を呼べばよいのでしょうか?

川崎病院の救急車を利用する場合、まずは病状が「救急車未満、介護タクシー以上」に該当するのか?ということを判断しなければなりません。

しかし、「救急車未満、介護タクシー以上」に該当するかを判断することは、消防署の救急車を呼んでもよい病状かを判断することよりも、ずっと難しいことかもしれません。

 

そして「救急車未満、介護タクシー以上」かどうかの判断ができないまま、川崎病院へ「迎えに来て」と誰でも電話を鳴らせるのであれば、今の救急隊と同じように病院のスタッフもまた疲弊して、治療を必要としている患者さんに本来提供すべき医療が提供できない、ということに陥る可能性があります。

 

なお、川崎病院は民間の病院なので、消防署の救急車のように119番通報では呼べませんし、#7119でも案内はされません。

 

「救急車未満、介護タクシー以上」の判断をするのは誰?

 

当面の運用では、川崎病院の救急車を呼ぶと判断するのは、皆さんが普段受診しておられるクリニックの先生や、訪問看護師さんなどをはじめとする医療・介護の従事者と考えています。

医療・介護の従事者が判断することで、本当に必要な方が病院の救急車を使うことができるようになります。

 

要するに、♯7119が行っている消防署の救急車を呼んでよいのか【判断する】という役割を、地域の医療・介護従事者が行ってくれる、ということです。

 

ちなみに、これは皆さんが地域の医療・介護従事者に「川崎病院の救急車を呼んで」と、頼めばよいということではありません。仮にこれをしてしまうと、今度は皆さんの一番身近にいてくれている医療・介護従事者がパンクしてしまいます。皆さんは、今起きている心配事や病状をありのまま

医療・介護従事者へ伝え、相談をしてください。【判断を仰ぐ】ことが大事です。

 

ー「みんなの救急車プロジェクト」に込められた想い

 

みんなの救急車は、皆さんの協力があってはじめて運用していくことができます。私たちが「みんなの救急車プロジェクト」に、地域のさまざまな方に関わっていただき、地域課題をともに解決したいという想いはここに繋がっています。

 

限られた社会資源を上手く使っていくためには、みんなが少しずつ頑張ることが必要になってきます。これから救急車を使うことになるかもしれない、そう思っている方は、先ほどもお伝えした通り、まずは新しい知識を知ることからはじめていただけたらと思います。

 

医療・介護従事者の皆さんにおかれましては、この運用にご理解・ご協力いただければ幸いです。ともに地域医療を守っていきましょう。

 

 

 

総務省消防庁ポータルサイト:救急車を上手に使いましょう~必要なのはどんなとき?~

 

 

 

ー医療・介護従事者は常に学んでいます

私たちは地域の皆さんの暮らしを守るため、日々協力し合い、連携し、そして共に学んでいます。

 

病院や地域の施設などさまざまな場所で、ときには通常の仕事がおわったあとで集まって、情報交換をしたり、新しい知識を得るために学んだりしています。

 

私たちも皆さんの暮らしを守るために努力をしますので、地域の皆さんも少しでもいいのでご自身の身体のことや、病気のこと、そして暮らしに関する知識を【学ぶ】姿勢を大切にしてほしいと願っています。

 

 

*施設の職員さんに病院食を試食していただき、自施設の食事との違いを知っていただきました。「きざみ」、「とろみ」とひとくちに言っても、各施設で食感に違いがあったようです。

 

*川崎病院へ搬送された患者さんの病状や経過などを考察しています。川崎病院は、院長・副院長・看護部長のほか、救急医療に関わる医師・看護師が参加しました。

 

 

 

 

リターン

3,000+システム利用料


alt

3,000円コース

・お礼のメッセージ(希望者のみ)

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

10,000+システム利用料


alt

10,000円コース

・お礼のメッセージ(希望者のみ)
・病院HPへのお名前掲載(希望者のみ)※1

※1 掲載期間は2026年12月末までの6か月程度を予定しております。

申込数
41
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

3,000+システム利用料


alt

3,000円コース

・お礼のメッセージ(希望者のみ)

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

10,000+システム利用料


alt

10,000円コース

・お礼のメッセージ(希望者のみ)
・病院HPへのお名前掲載(希望者のみ)※1

※1 掲載期間は2026年12月末までの6か月程度を予定しております。

申込数
41
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月
1 ~ 1/ 20


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る