「ノーベル平和賞とコリアン被爆者」（仮題）

　「ノーベル平和賞とコリアン被爆者」（仮題）活動報告　　2025年6月27日

　アンニョンハセヨ。私は「アイたちの学校」（2019年制作）、「ワタシタチハニンゲンダ！」（2022年制作）に続く第3作目のドキュメンタリー映画「ノーベル平和賞とコリアン被爆者」（仮題）を制作中です。

　取材、クラウドファンディングなどに多大なご協力をいただいた方々には心からお礼を申し上げます。以前から随時活動報告を送信してきましたが、今後はより広範な方々に送らせていただきます。

■テーマ

本作品は、原爆を巡る様々なテーマを描こうとするものです。

1945年、アメリカは広島・長崎に原爆を投下し、未曽有の惨禍をもたらしました。しかし原爆を巡る真実は広く伝えられていないのが実情です。

戦後、GHQの統治のもと、日本政府は被爆者救援活動を推進しないばかりか、アメリカに対する抗議の声すら上げませんでした。

1954年、ソ連の水爆実験による第五福竜丸犠牲者が出てようやく医療制度が始まりました。しかし対象者は日本人に限定され、在日韓国・朝鮮人や在韓被爆者は長年放置されたままでした。

1970年、在韓被爆者の孫振斗さんが原爆手帳交付を求めて密航してきました。彼を救援しようという日本人の運動が拡大したのを契機に両国有志による裁判闘争が展開され、徐々に国籍差別政策が覆されていったのです。その結果、在韓被爆者が在日韓国・朝鮮人とほぼ同様の権利を得ることができたのは2016年、実に戦後71年目のことでした。しかし朝鮮民主主義人民共和国の被爆者はいまなお放置されたままです。

■取材を通じてより一層明確になってきた焦点

　◇原爆を巡り日米が隠蔽してきた恐るべき事実を浮き彫りにし真実を明らかにする。

　◇日韓の有志たちが国境を超えた共闘を推進してきた感動的な姿を記録する。

　◇原爆は過去の問題であるだけでなく、現在・未来の問題でもあることを訴える。

　◇世界各国に伝播しつつある反核平和運動の波を描く。

■本作品の「プロジェクト本文」は「ワタシタチハニンゲンダ！」公式ホームページ冒頭のバナーに掲載されています。https://ningenda.jp/。

■クラウドファンディングにご協力を！

　映画の制作・上映活動には多額の経費や労力が不可欠です。本作品の主旨にご賛同いただける方にはぜひ様々な形でご協力をお願いいたします。

◎ご支援金は添付したチラシの要領に従って下記口座に振り込んでください。

◇振込先；三菱UFJ銀行生野支店普通預金3595817コウサンユウ

◇リターンなどに必要なため必ず次の項目を別途メールで送信してください。；お名前、銀行名義、郵便番号・住所、電話番号、ご支援金額、エンドロールに掲載するお名前

■監督・高賛侑連絡先

kochanyu@hotmail.com／（090）6376-3678／〒544-0033大阪市生野区勝山北5-10-3