【6月〜8月　柱建てから御本殿完成まで】

前回【3月〜5月　基礎工事から石工事にかけての様子】をご報告いたしましたが、今回はその続きとして、【6月〜8月　柱建てから御本殿完成まで】の様子をご紹介いたします。

まず、5月30日には加工場にて屋根部分の仮組みが行われました。精巧な木組みによって、美しい曲線を描く屋根の形が確認されました。

続いて、6月16日には現地で土台据えと柱建ての作業が進められました。新たな御本殿の骨格が立ち上がり、全体の大きさや力強さが感じられるようになってきました

6月20日には、棟木・母屋・登り梁といった上部構造が組み上げられました。木材同士がしっかりと組み合わさり、御本殿の骨組みが完成していきました。

7月10日には、破風や屋根の銅板葺きが進められました。新しい銅板の輝きがとても美しく、これから時を重ねて風格を増していくことが期待されます。

そして8月25日、御本殿の正面がついに完成し、その堂々たる姿が現れました。金具も取り付けられ、格調高い佇まいが整いました。

こうして御本殿の改築工事はひと区切りを迎えました。次回は、新しい御本殿に御神体をお遷しする「本遷座祭」の様子をご報告いたします。どうぞご期待ください。