【講プラが目指す新たな世界】エピソード5：現在の講プラ

研修コンテンツシェアが、講師・企業内育成者・個人、三者にとってメリットがあるということは確認できました。

問題は、シェアできる環境をどう構築するかです。

 

研修・育成企業がコンテンツを開発し、それを法人や個人に提供する。

この関係性は、以前から様々な形式で実施されています。

 

しかし、世に埋もれている一部でしか実施されていない、いい研修やセミナー、ワークのコンテンツを、もっと広い範囲で実施につなげるという観点からすると、それぞれのコンテンツを自由にシェアし合える環境、そこにいけば、様々な研修やワークを実施できる素材があるという場所をつくるのがいいと考え、誰でも出品・購入ができるプラットフォームの構築に至りました。

 

 

 

コンテンツを無料でのシェアとしなかった理由は、コンテンツを構築するまでに、どの企業もどの講師も、多くの時間と労力をかけているからです。その努力には報いたいと考えました。また、実施実績のあるコンテンツを自由に加工して何度でも活用できる価値も高いでしょう。

実際に、コンテンツを開発してきた経験やそれによって研修やセミナーを実施した経験を持つ育成に関わる方であれば、理解頂けるだろうと考えた上での結論です。

 

前例がないだけに、様々な想定が考えられましたが、そもそも資産となるコンテンツを開放するという業界常識の逆をいく仕組みであり、世に存在していなかった中で、考え過ぎても仕方がないとまずは構築してみました。

 

結果は、マイナスの方向で想定していたことですが、一年間は全くといっていい程、動きはありませんでした。しかし、2年目に入り、広告は一切打っていないにも関わらず、少しずつ会員が増え、購入・出品が増えてきました。

 

見えていなかったシーズの状態が、少しずつニーズとして顕在化してきたと捉えています。

しかしながら、今の講プラは、ユーザーに役に立つと感じたものを、後追いで付け足してきたこともあり、導線が分かりづらく、使い勝手が悪い点もあると考えています。

 

活用が進む中で、見えてきたこともあるので、それを今回のリニューアルプロジェクトで少しでもいいものにしていきたいと考えています。

 

 

「講プラが目指す新たな世界　エピソード6　リニューアルで目指す未来」に続きます。