人類発祥の地南アフリカで人類の起源を明らかにする講演をしたい
人類発祥の地南アフリカで人類の起源を明らかにする講演をしたい

支援総額

595,000

目標金額 470,000円

支援者
48人
募集終了日
2024年2月14日

    https://readyfor.jp/projects/linguistichumans?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2024年10月11日 08:57

1924年10月11日(土)タウングチャイルドの化石がダートの家に配達された百周年

9月17日に南アから帰国して、ややゆっくりめに、報告会の準備やリターンの準備などをしています。

今日、10月11日は、僕の分析によると、タウングチャイルドの化石がダートの自宅に配達されて百周年になります。

 

 

ダートの「ミッシングリンクの謎」の第1章に、化石から石が外れたのは、12月23日で、73日目のことであった、とあるからです。

 

ダートの本の記述に触れることなく、11月28日に配達されたといったことを書いてある本もあり、たったそれだけのことなのに、複数の歴史記述が存在することに驚きます。しかし、ダートが生存中に書きのこしたこの本の記述が、書誌学的には最重要、最優先だと僕は思っています。

 

僕は去年までは、初期人類(直立二足歩行していた)と、言語的人類(言語を使う人類)は、別の時代の別の属の生物だと思っていました。昨年、ユネスコ世界遺産「人類のゆりかご」に行ったとき、「ここは初期人類のゆりかごと改名すべきではないですか」と説明しました。

ところが、ダートの本を再読し、アウストラロピテクスアフリカヌスの骨格の写真を、ホモサピエンスの骨格写真と見比べると、いやいや、そうではない。この2種の人類は、同じ人類で、言語を獲得する前と後の違いに過ぎないと、今年になって思い改めました。

 

つまり、人類の進化は、アウストラロピテクスアフリカヌスとホモサピエンスと、2段階で生まれたのです。

 



300万年前に、カラハリ砂漠で、肉食獣が殺した草食獣の骨を主食とするようになって、骨を運ぶため、石器を運ぶため、遠くを見るために、直立二足するようになった。そして、空いた両手で、道具を使うようになった。


30万年前に、火を調理に使うようになり、13万年前に、大西洋とインド洋沿いの巨大洞窟に住むようになって新生児が晩成化して脳を拡大した。その子供を育てるために、家族の絆が強くなって、真社会性化して、鳴き声で敵か味方かを聞き分けるようになった。

7万4000年前のトバ火山灰の冬で、全世界が寒冷化したとき、クリック子音が生まれて、語彙数が爆発的に増加した。

 

6万6000年前のホイスンズプールト文化の前に、オトガイが発達して、母音の共鳴を生む声道を獲得した。こうして音節が生まれた。

 

人類の知能の急速な複雑化は、音節がデジタル信号の要件を満たすためです。

 

 

下あご(オトガイ)の発達というほんのわずかな進化が、人類に語彙、文法、文明、概念、インターネット検索などの複雑なメカニズムを与えた。

これは驚きです。この驚きを、共有してもらうために、南ア古生物学会で発表をしてきました。発表のときは、みんな食い入るように見ていて、驚いていました。だが、おそらくそのあと再考したり、深く考えた人はすくなかったでしょう。

僕の発表に対する、疑問や反論はありませんでした。

 

タウングチャイルドは、人類進化の主だった部分(直立二足歩行、平坦な歯列、太い親指)をすでに獲得していたという点で、これまで以上に重要であるということになります。

 

そして、オトガイの発達と母音が、人類の知能にもつ重要性を、際立たせることになります。

 

 

今日は、とにもかくにも、このタウングチャイルドの化石がダートの自宅に配達されて百周年になることをお祝いしたいと思います。

 

お付き合いありがとうございました。

 

 

リターン

5,000+システム利用料


お気持ち応援コース

お気持ち応援コース

お礼状(PDF形式でメールで送付)

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


現地講演仮想聴講コース

現地講演仮想聴講コース

現地で行った講演資料(PDF形式でメールで送付)
※英語の論文です

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


お気持ち応援コース

お気持ち応援コース

お礼状(PDF形式でメールで送付)

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

10,000+システム利用料


現地講演仮想聴講コース

現地講演仮想聴講コース

現地で行った講演資料(PDF形式でメールで送付)
※英語の論文です

申込数
19
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月
1 ~ 1/ 6

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る