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殺処分ワースト1位の福島県、まずはいわき市を殺処分ゼロへ!
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2025年03月23日 18:00

【活動報告】2023~2024年度

こちらではご無沙汰してしまいました。

 

 

マンスリーサポートでお世話になっております、福島県いわき市で活動しております、LYSTAです。

車輪がまわりきらないほどの自転車操業のため、毎月のご支援、有難く使わせていただいております。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

駆け足になりますが、活動報告です。

 

 

 

餌をあげていたご本人が入院となり、身内の方からのひきとり依頼。

ガリガリで弱々しい子猫と、栄養状態の悪い成猫たちと、全頭ひきとりになりました。

 

 

 

数年前【子猫たちをまとめて保健所に持ち込んだことがある】というこの現場。

その場しのぎの数合わせで、捕まる猫だけ処分したって同じことが繰り返されるだけの結果です。

 

 

 

 

高齢者宅でのTNR

そのなかに好酸球肉芽腫の猫がいました。

いま内服治療をすれば完治できるので、ひきとって治療し、完治しました。

左目は、風邪の後遺症で萎縮したか破裂したかでこの状態になったのでしょう。

「太助くん」と名付けました。

 

 

 

太助くんは、(▼右)多頭飼育の火事現場で生き残り、保健所に収容された「喜助くん」と、相棒のように仲良く過ごしています。

 

 

 

 

【TNR活動】

保護施設内に「いわきTNR病院」を設け、月に一度、猫の一斉不妊去勢手術を実施しています。

月に一度の手術は、2015年から継続して行っています。

 

 

 

■捕獲 Trap

底面にペットシーツを貼って、餌を仕込み、現場にいる全頭捕獲を目指して現場に入ります。

 

 

はじめまちて

みにゃさん捕獲器に入ってくださいな

 

 

気が早い猫もいます(笑)

 

 

 

頭数が多い現場は、1匹もとりこぼしたくないので、手術日の前々日から捕獲を開始します。

なので捕獲から戻ったら、先に捕まった猫たちのペットシーツ交換やごはんの時間です。

 

 

 

 

■不妊去勢手術 Nueter

手術と同時に、ワクチンとノミダニ駆除、必要に応じた治療も実施しています。

 

 

 

TNR活動は「繁殖制限をすればいい」ってだけものではないと考えています。

外で暮らす猫たちにとっては、生涯一度きりになる可能性が高い手術台の上で、お口が痛い子の抜歯やケガの治療をできる限り実施します。

 

 

 

 

■元の場所に戻す Return

 

 

 

餌やりさんには、ごはんの改善や、寒い時期は寒さをしのげる環境作りもできる限りしていただいて、人間都合の繁殖制限だけでない、猫にも利益のあるTNR活動にすることがポリシーです。

 

 

 

 

■地域一斉TNR

自治会の区長さんからの地域一斉TNRの依頼では、猫屋敷になっているお宅もありました。

 

現場に到着すると、かごに入れた子猫たちを「ハイこれ」と渡してきた餌やりには、怒りがフツフツと湧いてきて言葉を失いました。

 

 

 

 

 

■多頭飼育崩壊、精神疾患

住宅街での多頭飼育崩壊

1匹も残さず不妊去勢手術を実施したかったのですが、コロコロ気分が変わる家主とのコミュニケーションは大変でした。

 

ごはんはもらえるし、行動の自由もあるので、子猫だけをひきとり、不妊去勢手術を実施しました。

 

 

 

 

■多頭飼育、飼い主入院

飼い主が入院し、身内の方から相談がありました。

子猫があちこちにいて、どの子猫がどのママかもわかりません。

 

 

 

身内の方が餌やりを継続してくださることになり、全頭の不妊去勢手術を実施し、子煩悩だったママ猫と子猫だけはひきとりました。

 

 

 

 

■多頭飼育崩壊、飼い主死亡

飼い主が孤独死されてから時間が経ってしまっていたため、生き残りの猫たちをひきとりました。

保護したときはみんなガリガリで、ごはんも奪い合うように食べていました。

猫らしくふっくらとして、今はみんな仲良く整列してごはんを食べています。

 

 

今は穏やかに外を眺める猫たちに、目頭が熱くなります。

 

 

 

 

■保健所からのひきとり

飼い主もちこみで保健所に収容されたハイシニアの「彦摩呂くん」16才オーバー

 

 

 

栄養状態が悪く、ガリガリに痩せて脱毛していました。

癌も患っていたため、サプリメントも駆使しながら、1か月後には毛艶もでてきました。

 

 

 

 

ほかの保護犬たちは、優しく彦摩呂を受け入れてくれて、お口のなかと目の裏側にできた癌は、癌サプリがおさえこんでくれて、亡くなる前々日までごはんを食べていました。

 

 

 

彦摩呂との二か月半は、スタッフにとってもとても濃い時間でした。

最期も苦しそうでなく、ピンピンコロリで旅立てたような印象です。

 

 

 

 

左前肢奇形の「ちょんまるくん」

これまで奇形や負傷の動物は、保健所で殺処分の対象となり、私たちが知ることもなく処分されていました。

 

保健所との話し合いを重ね、処分せず、声をかけてもらえるようになりました。

 

 

 

奇形の左前肢があるとバランスがとれにくそうなのと、なにかにひっかかったときに危ないので、断脚しました。

 

 

 

 

「樹里ちゃん」も両前肢奇形で、ひじをこすって床を這うかんじです。

目がない、脚がない、猫エイズ、猫白血病、脳障害がある

そんなのは私たちにとってはたいしたことではありません。

 

 

 

 

下半身不随の「かんぱちくん」も、処分せず連絡をいただき保護することができました。

ごはんが大好きで生きる力がみなぎっています。

毎日、圧迫排尿しています。

 

 

 

 

交通事故に遭った様子の「めひかりくん」くんは、満身創痍で収容されていました。

顔面強打、全身強打、自分でごはんを食べるわけがありません。

 

 

 

食道咽頭チューブで栄養をコントロールをすることから始まり、脳や全身に対する治療

その後、二週間ほど強制給餌をしてお世話をしましたが、自分でごはんを食べ始めてくれたときは感動しました。

 

 

 

脳の後遺症で脳性麻痺のようなかんじはありますが、認知症のシニア犬のような魅力をもった、めひかりくんです。

 

 

 

 

■飼い主からのひきとり

マンチカン1才、眼球摘出の手術を受け、退院後、この子が帰れる場所がないとのこと。

ペットショップで購入し、離婚、身内に預け、ケガで左目失明、脱走させて右目も失明・・・

 

動物は飼い主を選ぶことができません。

この子の境遇を思うと、人間の身勝手さが嫌になるし、切なさがこみあげてきます。

 

 

元飼い主が名付けた名前を捨てた「優ちゃん」は、両前肢奇形の樹里ちゃんと2匹で、当会で10年以上参加してくださっているボランティアさんが家族として迎えてくださいました。

 

 

 

 

■橋げたから降りられなくなった猫

「橋げたの上で1週間くらい前から猫の鳴き声がする」と相談がありました。

 

国道事務所に協力していただき、橋げたの上に捕獲器を設置し、無事捕獲、安全に地上に降ろすことができました。

 

 

 

お名前は、本当は「はしげたくん」と命名したいところでしたが(笑)

「はしもとくん」と名付けました。

 

 

 

 

■福島県動物愛護推進計画パブリックコメント募集に伴う勉強会を開催しました。

 

 

 

 

■譲渡活動

3匹一緒に迎えていただいたラッキーな兄弟♪

 

LYSTAの「譲渡率」は、決して高くありません。低いほうだと思います。

 

 

脱走防止対策を実施していないことで脱走させてしまい、行方知れずになってしまったり。

無理な譲渡をしてその子の猫生がまたふりまわされてしまうのが耐えられないので、譲渡条件はゆるゆるにはしていません。

 

 

譲渡条件は、ボランティアさんによって千差万別です。

自分のポリシーを無理に崩すことなく活動していくことが、私たちが心身共に健全に活動していける秘訣でもあるように感じるのです。

 

 

 

 

■ご支援

 

個人の皆様や企業様から、支援物資を頂戴しています。

 

 

 

LYSTAでは常時約170頭の犬猫を保護しています。

 

 

 

ごはんも衛生用品もあっという間に消耗します。

 

 

 

さてさてごはんの時間ですよ~

みにゃさん、腹時計が正確なので、今か今かとスタンバイしています(笑)

 

 

 

デリバリーで特別食を食べる子や大皿で食べる子

お薬やサプリメント入りの子など、いろいろ作ります。

 

 

 

「食べることは生きること」

 

スタッフは、ごはんを食べている咀嚼音にほっこりした気分です(´艸`*)

 

 

 

 

ベランダでひなたぼっこ

いまの時期は寒い時期だったのでまぁ良かったのですが、落下・逸走防止用のネットが破損してしまい、いまこちらのベランダは閉鎖中です。

 

破損や劣化のリスクが少ないネットに張り替えたいのですが、光熱費や家賃など優先しなければいけない支払いがあるため、ここにお金をかけることができずにいます。

 

 

ちなみに年間で一番高い1~2月の電気代は、ひと月20万円を越えてしまいました。

エアコン13台稼動しているので、いたしかたないのですが、毎回どうやってどこからお金をもってきて支払おうかと。苦しいです。

 

 

 

旧シェルターでの犬の管理は、日中は外に係留、夜は屋内のケージのなかでした。

 

シェルターを移設してからは、犬たちは室内フリーとなり、休憩時間はこんなふうに犬たちと癒しの時間を過ごすことができます♪

 

 

 

シェルターの台所で暮らすオッポくんも自由(笑)

階段の上り下りもして、スタッフやボランティアさんに愛想ふりまきながらイキイキと暮らしています。

 

 

 

彼らのみつめる先には、興味津々猫じゃらし!

 

 

 

以上、駆け足になりましたが、2023~2024年度の活動報告まとめでした<m(__)m>

 

 

今後とも応援どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

良かったらブログものぞいてみてください♪

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