愛玩動物看護師（国家資格）3名が支える、猫たちのQOLを守るケア・シェルター

現在、当会のシェルターには3名の愛玩動物看護師が在籍しています。

今日はそのひとり、杉山さんからの現場メッセージをお届けします。

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こんにちは。スタッフの杉山です。

20年以上にわたり動物病院で働いてきました。

現在は病院勤務と並行して、当シェルターでも猫たちのケアにあたっています。

皆さまのあたたかなご支援、本当にありがとうございます。

今日は、私たちスタッフが日々大切にしていることをお伝えさせてください。

当シェルターでは、トイレや食事の世話だけでなく、猫風邪の治療、点滴、便の状態や皮膚のケアなど、一頭一頭に合わせた医療的なケアを日々行っています。

動物病院の現場で長く働いてきた私でも驚くほど、丁寧で細やかなケアが当たり前のように行われている場所です。

▲咬む猫のポコちゃんと杉山さん

新しく猫がシェルターに来た時は、まず猫たち一頭ずつについて、どこから来たのか、どんな半生を送ってきたのか、病歴や注意点などを詳しく説明してもらいます。

その説明を受けながら、私は頭の中でその子たちの壮絶な過去を思い描き、胸がいっぱいになりました。そして同時に、ここでは本当に心と体のケアが行き届いていることに感銘を受けました。

私たちは毎日、猫たちの様子を丁寧に観察し、小さな変化を見逃さないよう、

スタッフ全員で共有し合っています。

一度おさまった症状がぶり返すこともあれば、新たな不調が出てくることもあります。

だからこそ、多くの目と経験で見守り合い、早期発見・早期治療を心がけています。

時間も手間もかかりますが、
体の不調を取り除き、心が安らぐ時間をできるだけ増やしてあげたい。
そして「人と暮らすことって、こんなにも安心で幸せなんだ」と、猫たちが感じてくれるように——
そんな想いで、毎日のケアに向き合っています。

皆さまからのご寄付、そして励ましのメッセージに、私たちスタッフも何度も勇気づけられています。
まだまだ、新たな現場で治療を必要としている子たちがたくさんいます。
引き続きの応援を、どうぞよろしくお願い致します。