子どもたちへの想い

子どもたちへの想い。

 

 

子どもを産んだとき心から嬉しかった。

 

その一方で心配してしまったのが

「アイヌの血を引いている事」

 

 

その事でこの子が学校に行ったときに

いじめられないか…

 

同じ思いをしてほしくないと思いました。

 

お腹にいる時から「どうか、アイヌの血が濃く出ませんように…」と

ねがっていました。

 

 

 

母としてできること…

 

いじめられたとしても母が全力で守る、

いじめられても負けない心を育てる、

 

いろんな人が居て当り前だということを教える…

 

 

間違っても人と違うことでいじめる方になってほしくないと

小さいころから手話の活動に連れて行ったり、

障がい者関係の行事に連れて行ったり、

アイヌ文化の体験に参加させたり、

外国の方の音楽会に一緒に参加したり…。

 

 

いろんな人がいて、

いろんな立場の人がいて、

いろんな環境で過ごしている人がいることを

 

肌で感じてほしい、それが当り前なんだと知ってほしい、

 

それが母としての願いでした。

 

 

 

子どもたちはごくごく自然に受け容れ、

育ってくれました。

 

 

心配していたいじめもなく、

 

こどもたちが中学の時に

「あなたたちはアイヌの血を引いているんだよ」と

伝えた時…

 

どんな反応がくるかドキドキしていましたが、

 

「そうなんだ～なんかうれしい♡」

との答えに

 

力が抜けたことを覚えています(笑)

 

一番濃く血が出ている次女は

「アイヌでしょ」と言われたことはあったそうです。

 

 

でも、いやな感じで言われたとは思わなかったと。

 

 

長女はクラスで「自分はアイヌの血を引いている」と

宣言した男子が居たそうで

 

その時に「そうなんだ」とすんなり受け入れられたと。

 

 

ひた隠ししていたわたしたちの時代。

同じアイヌの血を引いている人からもいじめられた中学校時代。

たぶん、自分がいじめられる前にターゲットを作りたかったのでしょうね。

 

自分はアイヌと宣言できる…時代は変わったんだなと思いました。

 

 

 

 

一方でわたし世代の大人がまだ「アイヌなんでしょ」と言って

バカにした目で見る。

 

 

当時はとても嫌でした。

 

 

 

そんな経験を重ねながら始めたアイヌ語の店名のカフェ。

 

 

厳しい状況が続いていますが笑顔は忘れていません！

 

お店の名前が「ミナパ　チセ」

 

「みんなで笑う（大勢の人で笑う）家」ですから♪

 

 

店主が笑ってなければだれも寄ってきてくれませんよね。

 

 

クラウドファンディング終了まであと８日。

 

半分言ってない状態です。

 

 

かなり厳しいですが笑顔で最後までは知りぬきます！