外国人妊婦さんからの質問疑問ベスト5と多文化共生の鍵（4) 日本で帝王切開が選べないのはどうして？

みなさん

いつも応援ありがとうございます。

 

今日は前回の続き、私たちがこの3年間で受けてきた外国人妊婦さんからの質問・疑問ベスト5

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1.日本ではお医者さんがサプリを処方してくれないのはどうして？

 

https://readyfor.jp/projects/motherstreejapan/announcements/276068

 

 

2.日本では妊婦の体重制限が厳しいのはどうして？

 

https://readyfor.jp/projects/motherstreejapan/announcements/276946

 

 

3.『冷え』って何？

 

https://readyfor.jp/projects/motherstreejapan/announcements/279176

 

 

4.日本で帝王切開が選べないのはどうして？

 

5.日本の季節の変化の中でどうやって安産を目指したらいいの？

 

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のうちの

 

 

「4.日本で帝王切開が選べないのはどうして？」についてお話しさせてください。

 

「逆に帝王切開って選べるの？」「先に自分で帝王切開を選ぶ理由は？」と日本人だと驚かれる方が多いかもしれません。

 

しかし、良い悪いは抜きにして、自然分娩がデフォルトで、帝王切開を選べないのが日本のお産と違い、海外の多くの国では【自然分娩　帝王切開　無痛分娩】を「自分で」選べます。

 

そこにはさまざまな社会的背景がありますし、人種による体質の違い、産後の過ごし方の違い、衛生状態の違い、社会復帰までの時間、保険の関係なども大きく関わっている気がします。

 

かなり現代的になってきたとはいえ、日本人の考え方の根底には、医食同源や自然が良いという考え方もまだ残っていると感じます。

 

食事で体を整えて健康な「体づくりをする」、そしてできればメスをあまり入れず、薬を使わず、自然の流れで自然の力で産んだほうが母体にも赤ちゃんにも影響が少ない、という考えをすんなりと受け入れる素地があるように思います。

 

けれど、海外では「どのお産が良いかは自分で決める、なぜなら自分の体だから」という考え方や

 

「生まれた日や曜日がその子の一生を左右するので計画分娩を選びたい」

 

「無痛分娩でできるだけ体力をとっておいて、子育てに全力であたりたい」

 

「たくさん栄養をとることで赤ちゃんが大きく健康になる、赤ちゃんの健康が一番なので、大きくなったら帝王切開で産めばOK」

 

「帰ってから夫や家族が全部やってくれるから、帝王切開でさっと産んで、後は家でのんびりする」

 

などなど実にさまざまな考えがあります。

 

大切なのは、「どれが正解か」ではなく（正解は見つからないので）

 

一人一人がどんなことを大切にお産をしたいと思っているのか、そこにある思いや不安などに耳を傾けること、それぞれのメリットデメリットをきちんと伝えて、（帝王切開以外は）自分で選択できるようにサポートすることかなとNPO法人Mother’s Tree Japanでは考えています。

 

お産の考え方一つとっても、実にさまざまなことが見えてきて、自分の常識を揺さぶられたり、世界のさまざまな新しい価値観に触れることができたりするのが、この活動の面白さの一つです。

 

NPO法人Mother’s Tree Japan

 

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