AYAメンバーからのメッセージ - vol.6 中川 知郎

皆様こんにちは！

AYAのスポーツイベントの企画・運営担当を行っています、中川知郎と申します。

私からは子どもの病気についてのお話しをさせてください。

私は医師をしており、特に小児の四肢外傷を中心に診療にあたっています。皆様も怪我をした経験は一度や二度ではないと思います。イメージがつきますよね。

では、子どもの病気や障害についてはどうでしょうか。私自身も医師として働くまで、病気や障害を持った方とほとんど触れ合うことなく暮らしてきました。そのため、医師として子ども病院で働き始めた時、多くの病気や障害を持った子ども達や、その家族がいることに驚きを持ちました。それぞれ疾患や状況は違えども、それぞれが何かしらの不自由を抱えていました。ただし、子ども病院ではそれが当たり前ですし、だんだん自分の中では当然のこととなっていました。

しかしながら、一般社会ではまだまだ病気や障害と向き合うのは当然のことではありません。スポーツを見にいく、映画を見たい、祭りに行きたい、多くのことにハードルがあり容易ではありません。スポーツ観戦で車椅子チケットの取り方を知っていますか？お気に入りのチームの観戦に人工呼吸器をつけて行っていいか知っていいますか？そのようなことをクリアする作業は、普通の気力では諦めてしまいたくなります。

その中で、誠英君は自ら勇気を出して、声をあげ、アメリカへ旅立つという大きな挑戦を始めています。ぜひ、小さな少年の大きな夢を、後押ししたいと考えています。

AYAはこのような活動を今後も継続していく予定です。

第２、第３の誠英君のような子達、そしてその家族に対して、手助けができれば嬉しく思います。

誠英君のご支援、AYAのご支援をご検討いただければ幸いです