スパイス最後の一日、そして葬儀部での火葬を終えて

 

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皆様　こんにちは<(_ _)>

 

新拠点のリフォームが間もなく終わり、猫たちの引っ越しが始まろうとしている中、悲しいことに腎不全闘病中のスパイスが亡くなりました。

 

食欲が落ちたと感じたのは一ヵ月ほど前のこと。

少しずつですが、がっちりした身体が小さくなっていきました。

 

 

 

スパイスが猫の里へやってきたのは　今年の初めでした。

気性が激しくケンカの絶えなかったスパイスは大怪我をしたんです💦

顔から前足にかけての大きなケンカ傷で、皮膚の縫合が必要でした。

 

それに病院で血液検査をしたところ　なんと末期の腎不全…。

グッタリ横たわるスパイスに、そもそも治療が出来るのか分からず皆で心配しました。

 

 

末期腎不全となると麻酔は命がけになるため、スパイスの治療は麻酔なしで行われました。

約三週間の入院となり、生きて病院を出ることが難しいかも…という状況の中、何とか持ちこたえて退院することができました(^^

 

 

療養所で暮らすことになり、少し落ち着いたスパイスです。

長めの毛がボサボサですね。

 

 

いつ死んでしまうかとハラハラしていたのに、どんどん元気になり立派な猫になりました。

麻酔ができないため去勢手術も出来ず、激しい気性はそのまま、マーキングもそのまま💦他の猫にとびかかるため一匹で過ごしていました。

 

 

仲良しさんがいなくて寂しかったかもしれません。でもその分、ボランティアメンバーには可愛がってもらいました。

早く撫でろと　お腹を見せるスパイス( *´艸｀)

 

 

 

この家のオーナーが　ベランダで遊べるようにしてくれたので、誰よりも満喫したスパイス！通りかかるのら猫に興味深々でした。

 

 

 

最後の日。

冬の晴れ間で温かな日差しがさす部屋で静かに過ごしました。

何人もの人が会いに来てくれたり、大好きだったベランダで風にあたったり。

 

予定を全てキャンセルして皆さんにご迷惑をおかけしましたが、日頃の埋め合わせが出来たような気持ちです。

毎日時間に追われ、ゆっくり一緒にいることも出来ず　いつも後悔ばかり…。

 

スパイスが眠っているときは　たまった仕事を片付けつつではありました💦

 

 

間もなく移転する新拠点では、スパイスに小さな部屋を用意していました。

道に面した窓があり、明るい空間。

この子が喜んでくれるだろうかと工夫を考えていましたが　それも今では空しく感じるばかりです。

 

 

スパイスが亡くなった翌日、メンバーと葬儀を行いました。

心ばかりの花を持ち寄り、最初から最後まで火葬車の側にいて、あれこれ思い出話をしながら…

 

 

最後に人間と同じように交代でお骨を拾い、スパイスは療養所へ帰ってきました。ここが、この子のお家です。

 

私たちは仕事をしながら活動をしているので、今まではシェルターの猫が亡くなった時、誰か一人が仕事を休んで霊園などに行っていました。

でも移動火葬車で夜の葬儀が出来るようになってからは、時間に急かされることがなく、このようにメンバーが一緒にお別れをすることが出来ています。

 

以前はこんなことが出来るとは思っていませんでした。

私たちのように仕事や家庭の事情により　大切な家族であるペットとの最後のお別れが難しい方に

葬儀部の移動火葬車がお役に立てたら嬉しく思います。

 

最後まで見てくださり、ありがとうございました<(_ _)>