なぜにゃんこ亭に猫庭が必要なのか。看取り覚悟の子に優しい環境を。

いつも応援いただきありがとうございます。

 

あたたかい皆様のおかげで第一目標を達成し、現在は新しいエイズキャリアの猫たちのための猫庭の設置と医療費に向けて【第二目標 500万円】を目指し進んでおります。

 

本日は、猫庭がなぜ必要なのかについて、改めて皆様にご説明させてください。

 

 

 

本来、猫は外に出すことはおすすめしておりません。

にゃんこ亭でも里親の方にはお散歩などは絶対に控えていただくように完全室内飼いをお願いしております。

 

 

しかし、今回のプロジェクトで新設する新にゃんこ亭は、エイズキャリアやその他重篤な病気の子、老猫など様々なハンデのある子を受け入れる予定ですので、譲渡の厳しい子たちのための施設、でもあります。

 

 

 

たとえば、にゃんこ亭には、「ルル」という猫がいます。

ルルは、7歳とまだまだ若いものの、自己免疫疾患により口腔内を炎症させてしまいます。

人間でいうリウマチのようなものですが、お薬と上手く付き合う必要もあり、里親様へ繋げることがなかなか難しい子の一人です。

 

 

また、「コローリ」と言う子も交通事故により下半身麻痺になった子もおります。

 

 

過去には大怪我で保護した「喜助」や腎不全の「グルーパー.jr」など沢山の疾患や体にハンディキャップを持って、看取る事までを覚悟した上での保護する子たちがいます。

 

 

集団の中生活しつづけることは、日常的にストレスを感じさせてしまう可能性もあり、にゃんこ亭で暮らし続けること、必ずしも彼らにとってしあわせな環境ではありません。

 

あたたかい里親様のもと、「ずっとの家族」として大切に育ててもらうことのほうが絶対にしあわせな時間を過ごせると思っております。

 

 

しかし、どうしても里親様につなげてあげられない子がいるのも、保護活動をする上では、必要な現実です。

 

 

そのため、身体にハンディがありながらも、頑張って生きている子達に、少しでも自由にストレスなく過ごせる施設をめざして、外の自然の風を感じられる猫庭を作ってあげたいと思っています。（脱走防止柵など安全面は徹底が前提となります）

 

 

猫の保護活動は捕獲や保護や譲渡だけが活動ではありません。

 

沢山の元気な子たちが、お店で遊んで頂き、家族と縁が結ばれる一方、皆様に愛情を注いで頂ける前に乗り越える壁がある子たちがいます。

 

そのような子たちに少しでも日が浴びれるように、穏やかにストレスなく過ごし一匹一匹と向き合い、過酷な環境にいた彼らの心が穏やかになってくれればと考えております。

 

 

沢山の人と出会える機会が結果として、里親様にも繋がりやすくなります。

 

 

そのため、猫さんたちに穏やかな環境でくらしてもらえる施設をめざして第二目標も絶対になんとしてでも達成させたい。そう思っています。

 

引き続き、どうかご支援・応援をよろしくお願いいたします。