【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト
【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト

寄付総額

6,565,000

目標金額 6,000,000円

寄付者
188人
募集終了日
2023年10月31日

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2023年10月03日 18:00

【Vol.15】メンバーからのメッセージ〜 頃安祐輔・横山拓巳

第15弾は,音響の研究をしている頃安祐輔さんと人が3DCGの物体と現実の物体に感じるリアリティとはどんなものかを探求するMR研究をしている横山拓巳さんのおふたりです!

デジタルネイチャー研究室の活動への温かいご声援を賜りましてありがとうございます!

私たちの研究に対する情熱と、その成果を国際的な舞台で共有するための挑戦が、あなたの支援によって実現しています。この素晴らしい旅に、更に多くの人々を巻き込むことで、一緒に新しい歴史を築いていきたいと思っています。

この活動やクラファンの情報を広めるお手伝いをしてくださると幸いです。

ラボメンバーからのメッセージを掲載いたします。


英国バーミンガムのブルリングブルと呼ばれる雄牛の像

 

Yusuke Koroyasu(M.S. Student) 

頃安祐輔 情報学学位プログラム博士前期課程2年次

デジタルネイチャー研究室の活動に興味をもって頂きありがとうございます!まずはこのページにアクセスして頂いたことを大変光栄に思います。私は修士2年の頃安祐輔(ころやすゆうすけ)と申します。1回では聞き取れない名字ですが、その分覚えて貰え易いので気に入っています。

さて、私は超音波の研究をしています。超音波とは人間には聞こえないほど高い周波数の音のことです。超音波が物体に当たると、物体には働きます。透明で目には見えないのに物体に力が働くなんて不思議ですね。約10年ほど前に、星貴之博士(現在は特別共同研究契約を結んでいるピクシーダストテクノロジーズ株式会社のCRO)らにより数百の超音波を発するスピーカーを配置し、それらの位相(≒タイミング)をコンピュータから制御できる装置が開発されました。この装置は空中に自由な音場を生成することを可能にしました。落合陽一先生らはこの装置を用いて、空中で物体を浮かし、3次元に物体を操作できるシステムを作りました。これらの研究がパラダイムシフトとなり、現在に至るまでに様々な研究が生まれています。私は高校生の頃に、物体の表面の濡れの差(例えばガラスは濡れやすいが、傘は水をはじく)を利用して液体の輸送をコントロールする研究をしていたのですが、超音波のように非接触でありながら操作対象の物性に依存せずに物体を操作できる手法に興味を持ち、デジタルネイチャー研究室にジョインすることを決めました。

 

話は変わりますが、ライフサイエンスや化学、材料科学などの多くの分野では、研究者には単調、しかし熟練した技術が求められる作業の繰り返しが求められます。そこで私たちは、超音波の遠隔力で液滴を駆動し、科学実験の自動化を実現するための基盤を開発しました。これまでも液滴をコンピュータから駆動できるようにする試みはありました。しかし、私たちの基盤では、液滴をジャンプさせることができるので、例えば基盤から容器へ、分析器へと直接ジャンプして輸送できることが特徴的です。

 

そして私はこの記事をイギリスのバーミンガムで執筆しています。現在、バーミンガム大学のRuchi Gupta Groupでこの基盤の生物分野への応用のための研究を2か月間行っています。そして今日が最終日で、明日には帰国します!今回の渡航は私にとって初めての海外への旅でした。これまでも国際学会などでチャンスはあったのですが、コロナウイルスの影響でオンラインになったりと、巡り合わせがありませんでした。ようやく海外にいける機会が増え、12月にも再び、学会でオーストラリアに渡航する予定です。しかし航空券の高騰、円安などの理由から、大学等からの助成がでなければ最悪自腹…!?という状況です。確かに良い経験ができるのであれば自腹でも行くべきなのですが、そのためにアルバイトに時間を溶かすようでは苦しいですね。

バーミンガム大学。30分に1回時計台の鐘が鳴るのですが、その時に真下にいると留年するらしい。

また今回の渡航では、バーミンガム大学での研究だけでなく、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン (UCL)、キングス・カレッジ・ロンドン (KCL)、ブリストル大学などの様々な大学の研究室にもお邪魔しました。(世界でも数少ない)音響浮揚の研究室に伺い、我々のデバイスでは実現できなかった現象や論文でしか見たことがなかったデモを見せてもらったり、細かいテクニックについて教えて頂いたりと、とても興奮しました。

このような経験ができたのも、海外に行き、刺激的な生活を送ることができたからです。刺激は研究をする者にとって最も必要なものの1つです。ぜひ我々のクラウドファンディングにご支援を頂き、学生が刺激を得るチャンスを提供して頂けると幸いです。また今後ともデジタルネイチャー研究室の活動にご注目ください!

主なプロジェクト

Microfluidic platform using focused ultrasound passing through hydrophobic meshes with jump availability (ジャンプ能力があるマイクロ流体プラットフォームの撥水メッシュを透過する集束超音波による実現) PNAS Nexus掲載

プロジェクトリンク:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2023/07/microfluidic-platform-using-focused-ultrasound-passing-through-hydrophobic-meshes-with-jump-availability/

プレスリリース:https://www.tsukuba.ac.jp/journal/technology-materials/20230721140000.html


学部卒業式にて。当時はロン毛。

 

Takumi Yokoyama(M.S. Student) 

横山拓巳 情報学学位プログラム博士前期課程1年次

はじめまして!

筑波大学デジタルネイチャー研究室の横山拓巳です。この度は記事の閲覧ありがとうございます。

私は普段Mixed Reality(MR)という分野の研究を主に行なっています。

MRとは,二つの環境の間にあるものと捉えることができます。一つは現実の環境,すなわち私たちが生きている通常の世界。もう一方は、理論的にはあらゆる感覚(例えば視覚,触覚,味覚など)を人工的に刺激することができるVirtual Realityです。その中間にあるのがMRであり,ARと呼ばれる拡張現実(Augmented Reality)も包含する概念になります。

そんな広い分野の中で,人が3DCGの物体と現実の物体に感じるリアリティとはどんなものか,研究しています。

リアリティという主観的な印象について科学として評価することに難しさを感じる日々ではありますが,哲学的な深い問いに立ち向かう面白さも同時に感じています。

愛用しているSONYさんの裸眼でみえる立体ディスプレイ。お世話になっています。
頃安さんを撮影して画像から3Dシーンを作ったりもしています。

特に国際的で著名な学会に挑戦することが多い弊研究室では,昨今の物価高や円安などかなり堪えている印象です。学会にはぜひ参加したい。しかし日々研究に打ち込む学生にとって,アルバイトといった時間を確保することもやや難しく,数十万円規模の渡航費,さらにスーパーでサンドイッチを買うだけで¥2,000近く飛んでいくとなると普通に破産の危機に陥ります。

私たち研究室のメンバーが落合陽一というビッグネームに負けない人間として活躍していくためにも,国際学会という世界の舞台で自らの研究を発表し議論を深めていく機会はかけがえのないものです。お金が足りないという問題でこの機会を損失することのないよう,是非是非皆様のお力添えをお願いいたします!

 

研究室概要

名称 : デジタルネイチャー研究室

代表者 : 准教授 落合 陽一

所在地 : 茨城県つくば市春日1-2

研究内容 : 波動工学、デジタルファブリケーション、人工知能技術を用いた空間研究開発

URL:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/

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ギフト

5,000+システム利用料


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●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)

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発送完了予定月
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10,000+システム利用料


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オンラインワークショップ(1種類)

落合陽一によるワークショップです。音(MusicGen等) or 映像(Stable Diffusion等) or 文章(ChatGPT等) から1種類お選びいただけます。
ーーーーーーーーーーー
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●寄附金受領証明書
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●学会発表の報告書(PDF)

※オンラインワークショップ:ライブ配信で実施し、アーカイブ配信も行います。2024年1月中旬〜2024年6月末までの間で1回の実施を予定しております。詳細は2023年12月末までにご連絡いたします。

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65
在庫数
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発送完了予定月
2024年6月

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2024年2月

10,000+システム利用料


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オンラインワークショップ(1種類)

落合陽一によるワークショップです。音(MusicGen等) or 映像(Stable Diffusion等) or 文章(ChatGPT等) から1種類お選びいただけます。
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※オンラインワークショップ:ライブ配信で実施し、アーカイブ配信も行います。2024年1月中旬〜2024年6月末までの間で1回の実施を予定しております。詳細は2023年12月末までにご連絡いたします。

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発送完了予定月
2024年6月
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