【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト
【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト

寄付総額

6,565,000

目標金額 6,000,000円

寄付者
188人
募集終了日
2023年10月31日

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2023年10月11日 18:00

【Vol.18】メンバーからのメッセージ 〜皆川達也

第18弾は,デジタルファブリケーションの研究をしている皆川達也さんです!総務省異能Vationに2年連続採択され,IPA未踏スーパークリエータに認定されるなど,研究室の外でもデジタルファブリケーションの技術を用いたものづくりを通じて活躍されています.

 

デジタルネイチャー研究室の活動への温かいご声援を賜りましてありがとうございます!

 

クラウドファンディング終了まで残り20日となりました.現在までに57人の方から126万円を超えるご寄付をいただいております.誠にありがとうございます.しかし,現在目標達成率21%と,達成にはまだまだ届きません.どうかご支援をよろしくお願いいたします.

 

私たちの研究に対する情熱と、その成果を国際的な舞台で共有するための挑戦が、あなたの支援によって実現しています。この素晴らしい旅に、更に多くの人々を巻き込むことで、一緒に新しい歴史を築いていきたいと思っています。

この活動やクラファンの情報を広めるお手伝いをしてくださると幸いです。

ラボメンバーからのメッセージを掲載いたします。

 

Tatsuya Minagawa(M.S. Student)

皆川達也 情報学学位プログラム博士前期課程2年次

おはこんばんちわ!博士前期課程2年の皆川です。

私は、3Dプリンタを中心としたデジタルファブリケーションの研究をしています。デジタルファブリケーションというのは、コンピュータを駆使して3Dモデルや工作機器(3Dプリンタ、レーザーカッター、CNC)を操り素材を加工し、設計した質量ある実体を現実に創造する・できるようにする研究領域のことです。このデジタルファブリケーションは、コンピュータでのデータと現実での物質が交わるという点で、非常に楽しい研究領域だと私は思っています。

自分が研究してる姿の写真がなかったので、研究に使ったドアと写ってる写真

 

さて、このデジタルファブリケーションなんといっても、研究するのに費用がかかります。3Dプリンタの材料やレーザーカッターで使うアクリル板、材料から工具まで必要で、研究ということで多くの試行錯誤も必要です。もちろん研究室では、デジタルファブリケーション以外の領域の研究も行われているので、研究費はとても貴重なのです。かくして、デジタルネイチャー研究室では、過去3回に渡りクラウドファンディングを募り、多くの方々のご支援をいただくことで、研究室の中で様々な研究プロジェクトを遂行することができました!

デジタルネイチャー研究室の中で、これまでに、私がどういった研究プロジェクトに関わって来たかというと「コロナ感染予防対策のための3Dプリンタを用いた手を使わずにドアを開けることができるアタッチメントの開発」「弱視者のためのドローンを用いたスポーツの開発」「毛細血管現象を活かした3Dプリント可能なペンの開発」「3Dプリントした物体の超伝導浮揚での安定化」「パペットを用いたテレイグジスタンスロボットの開発と評価」と、実に様々なプロジェクトに参加しており、海外の学会での発表の機会を経験してきました!

今回のクラウドファンディングでは、主に学会発表に関わる費用を募るものということですので、学会発表でどれだけの費用感だったかを、「LeviFab: Stabilization and Manipulation of Digitally Fabricated Objects for Superconductive Levitation」という研究をSIGGRAPH 2017で、デモンストレーション発表を行いに、ロサンゼルスまで行った時の記憶をもとに書いてみます。

Levifabのデモンストレーション展示ブース
落合さんがCRESTの最終面接のために帰国してしまったので、代理で発表したときの図

 

まず前提として、デジタルネイチャー研究室でよく参加するSIGGRAPHという学会は5日間開催されます。加えて、会場で展示をするとなると開催2日前から展示準備を行います。これで7泊は確定です。そして、この時の展示内容では「1m四方の鉄板」と「液体窒素」を現地で調達しなければならない関係上、長めの滞在が必要でした。

現地で調達した液体窒素、今思えば、よく現地で液体窒素を手に入れることができたなと思う

そこで少なくとも10泊はしました。そのため宿泊施設はなるべく安く済ませないといけませんでした。1人1泊1万円なんてところに泊まるようなものなら、学会から帰って来て生活できません。このときは、なんとか5人で1泊9606円のところに泊まることができましたが、シャワーからお湯も出なければ、ネットも遅く、キッチンも無い、贅沢したいわけではないが、人権は欲しいわけです。宿泊最終日にはむしろ慣れましたが、これが衣食住の住です。

最小限の住まい、2段ベッドx2個+シングルベッド、到着して2日目は水道から水が出なかった。

 

もちろん食にも費用がかかります。外食をしようものなら10ドル(当時は1ドル120円ぐらいだったかな)ぐらいからスタートします。節約のために、ターゲットというスーパーで1個3~5ドルだった気がする冷凍食品を買ってきてよく夕食に食べていて、アメリカにおける食と健康というものを考えさせられました。

ターゲットのスーパーで買ってきた冷食(ハンバーグとマッシュポテト)

 

そして、移動にも費用が必要です。これは治安の観点で、夜は出歩くと危険なため、必ずタクシー移動をしなければなりません。学会会場と宿泊施設の間を移動するだけでお金がかかりますし、この時は、物品の調達のために、ホームセンターを回りまくり大荷物+長距離移動で費用がかさみまくりました。

最後に肝心の航空券です。デモンストレーション発表では実物を見せて動かすわけですから、ロストバゲージ(空港で預けた荷物が紛失するトラブル)を避けるために、少し値段が高めの信頼できる航空会社の成田・ロサンゼルス国際空港間の直通便を手配しました。

当時は、大学の渡航費支援を利用して、航空券分ぐらいまでの支援を受けていましたが、いくら大学側の支援があれど、宿泊費・交通費・食費・諸経費などの必要な費用は、なんとか用意しなければなりませんでした。それでも、国際学会の場でしか経験できないことがあるからこそ、学生たちは、なんとか大学の制度をフルに活用したり、身銭を切ったりして参加してきました。

ただ、それでも、足りない費用をアルバイトなどで補って、本来の勉学・研究の時間を削るのも本末転倒ですし、折角研究を頑張り論文が採択され発表に漕ぎつけても、発表しにいくお金がありませんという事態は避けなければなりません。だからといって、渡航できる場所の学会だけに投稿するというのは、なんのための研究で、なんのための学会参加か?と思うわけです。

研究活動というのは、実際に研究を遂行するだけではなく、学会にその内容の投稿を行い、学会の場で発表するところまで含めたものであり、学会発表に関わる費用というのは、研究活動の一部を担う欠かせないものなのです。

 

最後になりますが、クラウドファンディングによって、ご支援をいただけることには感謝するばかりですが、正直な話、国際学会に参加などに関わる費用を支援を頂いて、数週間・数ヶ月の間に、記載されてる内容以上のものを支援者様に還元できるわけではないと思っています。しかし、支援頂いたことで学生たちが得ることができる経験により、これからの日本を担う研究者・ソフトウェアエンジニア・ハードウェアエンジニアといった人材が生まれることは間違いありません。現に、過去の第1~3弾のクラウドファウンディングの支援を受け研究し、世界の場での発表を経験して、この研究室を旅立って行った先輩の方々はあらゆる舞台で活躍しています。そして、これからの将来、彼ら彼女らの手で生み出された研究・技術・プロダクト・サービスにより、何かしらの形で記載されてる内容以上のものが、支援者様に還元されていくのだと、私は考えています。

これから先、明るい未来を作り出す学生達への投資として、10年・20年先の未来を見越した支援を何卒よろしくお願いいたします!

 

主なプロジェクト

A Case Study of Augmented Physical Interface by Foot Access with 3D Printed Attachment(HCII 2021 オンライン発表)

プロジェクトリンク:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2020/05/opening-a-door-without-hand/

GitHub:https://github.com/DigitalNatureGroup/FootKnob

Twitterでバズった時の投稿:https://x.com/cha84rakanal/status/1260527636809302016

 

Drone Badminton:ドローンを球として用いた弱視者参加型球技の開発(学生CGコンテスト受賞・M5Stack Japan Creativity Contest 2021受賞)

研究室概要

名称 : デジタルネイチャー研究室

代表者 : 准教授 落合 陽一

所在地 : 茨城県つくば市春日1-2

研究内容 : 波動工学、デジタルファブリケーション、人工知能技術を用いた空間研究開発

URL:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/

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●サンクスメール
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●公式ホームページにお名前掲載(希望制)

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発送完了予定月
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オンラインワークショップ(1種類)

落合陽一によるワークショップです。音(MusicGen等) or 映像(Stable Diffusion等) or 文章(ChatGPT等) から1種類お選びいただけます。
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●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●学会発表の報告書(PDF)

※オンラインワークショップ:ライブ配信で実施し、アーカイブ配信も行います。2024年1月中旬〜2024年6月末までの間で1回の実施を予定しております。詳細は2023年12月末までにご連絡いたします。

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