原爆の残り火

 

 

1月、福岡県八女市の星野村を訪問し原爆の残り火を撮影しました。

 

この村出身の山本達雄さんが、原爆投下後の広島から故郷に持ち帰った火です。

当初は「恨みの火」「復讐の火」として火鉢やこたつにひそかに保存していたそうですが

 

「報復では永久に平和は来ない」

 

と考えを改め、23年後の1968年星野村役場に提供されたそうです。

 

以来同村は「平和の火」として保存しています。

（1988年ニューヨークで開催された第3回国連軍縮特別総会にも運ばれ平和のシンボルとして灯されました。）

 

 

撮影チームが撮影していたところ、偶然、火の管理をされている役所の皆様にもお会いすることができました。

映画折り鶴のキセキについてもお話させていただきました。

 

公園内には長崎からやってきた被爆クスノキもあります。

 

当時のそれぞれの暮らしを想像し、互いを思い合える心の平和を持っていたいですね。