世代を超えた情熱、北広島で作る新しいワインの誕生へ向けて
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支援総額

4,253,000

目標金額 3,000,000円

支援者
211人
募集終了日
2023年5月18日

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2023年04月24日 03:45

イタリア視察報告④苗木商訪問「ヴィティス・ラウシェード」

輪厚ヴィンヤード栽培担当の家島です。
ようやくイタリア訪問記の続きを。

 

日記形式なので、イタリア3日目(3月13日)の内容です。
前日夜にヴェネツィアを空から眺めながらヴェネト州に到着。
ホテルで一泊した次の朝です。

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ホテルの朝食は軽め。
ただ、さすがはヴェネト州だけあって、ソーセージ類が充実。

 

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ヨーグルトも美味しかったな。
あまり日本で見かけないメーカーだと思う。
覚えておこう。

 

レンタカーで初の電気自動車(テスラ)に乗せてもらって、
一路、フリウリ州との州境付近にある苗木商に向かう。

 

途中、高速道路沿いにずっとブドウ畑が続く。
このあたりがいわゆる「プロセッコ」に認定されるエリア。
州をまたいで広がる広大なエリアが認定されている。
この広さは、やや商業的な雰囲気を感じなくもないが、
このおかげでリーズナブルな泡が手に入るとも言える。

 

1時間半ほどで目的地に到着。
かなり有名な「ヴィティス・ラウシェード」。
家族経営が中心の、ワイン用苗木の協同組合。

 

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うーん、この規模感で家族経営か。。

イメージをはるかに超える大きさでした。
まずは迎えていただいた皆さんとあいさつ。

 

この辺りから、「はじめまして」の「ピアチェーレ」とか、
「ボンジョールノ」あたりを覚えて使う。
そのせいで、続けてイタリア語でめちゃくちゃ話しかけられて焦る、
なんて事象が起こり始める笑
「なんだ、イタリア語の挨拶だから、喋れるのかと思った」
というわけですね。

 

さて、会議室に招いてもらって、
エスプレッソをいただきながら会社紹介を。
1985年設立の苗木の協同組合。
担当ごとに役割分担されていて、
営業の方もいれば栽培管理者、植物病理の専門家なども。

 

完成されている企業という感じだ。

 

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それにしても、処分する枝の量よ…。
年産200万本つくると、こんなことになるのね。。

 

その後、会議室を離れて接ぎ木の現場視察を。
生産部門の担当・アンジェロが案内してくれる。

 

色々なポイントをレクチャーして頂く。
たとえば台木・穂木のカット時の工夫。調製時に8-10mmの太い方と、

7-8mmの細い方に分けておくことで、

太さを合わせやすくなる。

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「芽数の予測(見込み数の算出)に苦労している、

という点を質問すると、

「重量を測って推定するか、

 個数カウンターなどの機械を使うこともある」、

という回答。

 

こういうひとつひとつの細かいところがものすごく参考になる。

ビオディナミ栽培用の作業場とそれ以外は分かれていて、

完全に別物として栽培管理されているのも特徴的だった。

 

台木も日本やフランスより長く、33cmと60cmの2パターン。

カット時に太さを選別する。

接ぎ木を行う台も工夫されている感じ。

左の台木はV字の谷型、右の穂木は普通の机。

 

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スピードアップの秘訣を聞くと、

太さを2種に粗選しているから、

そんなに厳密にピッタリとは指示してない。

(しかし目視ではかなりピッタリ一致してる。

 目で見て分かるズレはひとつもない。

 

穂木細いはOKだから、台木の太いのは省いている。

 

今年自園で苦戦した、台木の扁平な枝についても質問。

気候の問題ではないか、との回答。

品種によって、気候によってそうなることはある。

樹齢が若いとなりやすい。

肥料などはやらなくて良い。

 

台木の仕立ては高さで4段階に誘引しているとのこと。

株間は1m。これで4m伸ばすことができる。

 

台木が足りなければ外から買うこともある。

それくらい台木の量は安定しないし、

数を読むのは難しい。

枝の収穫量が毎年同じで無いから、という話。

 

台木なり、穂木なりの枝に関しては、

外においても夕方に水かけてビニールで覆えば問題ないとのこと。

成功率は87%くらい。

我々の去年は60%台と答えると、

「初めてならギリギリ合格点じゃないかな?」とのこと。

精進します…苦笑

 

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今年はボトリティスに苦戦した話も相談する。

対抗菌がある。世界的に有名だから探してみると良い、

とのアドバイス。

 

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地温でなく気温。カルス形成を最優先。

3週間養生して外に仮植えする、とのこと。

 

この他にも、回答拒否を覚悟の質問も含めて、

現場を回りながら写真を撮らせてもらい、

とにかく質問をしまくったが、

びっくりするくらいすべて答えてくれるし、見せてくれる。

 

感謝してもしきれないし、

なるべく多くを吸収して成長したいと強く感じた。

 

12時半を迎える頃に、みんなで昼食にしようと誘っていただく。

家族揃っての昼食ではもちろんワインも。

 

料理もめちゃくちゃ美味しかった。

とにかくチーズが美味いんだわ…。

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昼食の後は別の家族のところへ。

枝の調製するための機械を見る。

芽かきまでされて出てくる。

しかしまっすぐな枝しか使えない。

曲がってるものは変なところがカットされたり、

無理な力がかかって折れたりする。

 

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機械の会社がわざわざ名刺まで届けてくれた。

苗木のメッカなので、苗木関連の取り扱いがかなり多いとのこと。

パンフもあるのでじっくり見る。

 

それにしても皆さん、

温かく迎えてくれて、何でも教えてくれるし、

どこでも見せてくれた。

自分もそういう気持ちを忘れずにいたいと思う。

 

リターン

3,000+システム利用料


お気持ち支援コース

お気持ち支援コース

お返しとして、感謝の気持ちを込めたメッセージをお送りさせていただきます。

・お礼のメッセージ

申込数
6
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年8月

5,000+システム利用料


応援コースA

応援コースA

お返しとして、感謝の気持ちを込めたメッセージをお送りさせていただきます。

・お礼のメッセージ

申込数
5
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発送完了予定月
2023年8月

3,000+システム利用料


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・お礼のメッセージ

申込数
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2023年8月

5,000+システム利用料


応援コースA

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・お礼のメッセージ

申込数
5
在庫数
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