乱歩と名張を繋ぐもの

系図作成：秋永正人

このクラウドファンディングは「乱歩と名張」と言うプロジェクトとしてご支援をお願いしています。

わざわざ乱歩と名張と名乗るのは、乱歩と名張の関係性は実際にはとても薄いということがあります。

つまり平井家のご長男、太郎さんが名張で生まれました。そして間も無く亀山に引っ越していかれました。というだけの話なのです。

平井太郎さんがのちに江戸川乱歩と言う大作家なることに名張は何も貢献していないのです。

昭和27年に57歳になった乱歩が選挙応援で名張を訪れていなかったら。

江戸川乱歩が生まれたところを知っている者が誰もいなかったら。

江戸川乱歩が生まれた時のことを知っている老人がいなかったら。

乱歩と名張の関係は途切れていたのかもしれません。

しかし実際は

乱歩先生は名張に帰ってきたし、生まれた場所にも立ったし、生まれた時の話を聞くことができたのでした。

そして昭和30年には桝田医院邸内にて生誕地碑除幕式が盛大に行われたのです。

乱歩先生と名張はこうやって庶民の手でつながって行ったのです。

それから70年後の今年、全国からたくさんの方々にご支援いただき、

乱歩と名張のことを知っていただけたと思います。

本当にありがとうございました。

ぜひ名張にお越しください。

引き続きご支援をお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乱歩と名張　辻孝信