桂垣支柱工事・掘削

中門の設置が終わると、いよいよ今回の庭園工事の中でも特に大きな作業――桂垣の設置が始まりました。
端まで高さ2.7mにもなる桂垣は、支柱だけでも大迫力。その埋め込み深さはなんと700mm。しかも庭園の端に位置し、重機も入れないため「手掘り」作業になる予定でした。

しかし現場には、予想を超える力強い味方が登場しました。アースオーガです。

この機械により、驚くべきスピードで12本分の支柱孔が掘削され、1日で作業が完了。

桂垣の全長は22mあり、全体で150mmの勾配がついているため、中央の支柱（6番目）を基準に、糸を張りながら正確に掘削が行われました。庭園の輪郭が、また一歩はっきりとしてきました。

驢庵露地 東氏 庭園再生プロジェクト 

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