もう一人で抱え込まない!家族介護者が孤立しない社会を作りたい!

もう一人で抱え込まない!家族介護者が孤立しない社会を作りたい!

支援総額

4,978,000

目標金額 3,000,000円

支援者
198人
募集終了日
2025年7月6日

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プロジェクト本文

【たくさんのご支援ありがとうございました!!】 

【ネクストゴールに挑戦いたします!】

 

6月12日にスタートした「Caregiver TLC Japan」のクラウドファンディング。

本当にたくさんの方々にご支援・ご声援をいただき、6月21日(土)に目標金額である300万円を達成することができました!

 

応援してくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

このプロジェクトは、家族介護者のストレスを軽減するために、スタンフォード大学とノースカロライナ大学の教授陣とともに、日本向けにプログラムを開発・導入する初の取り組みです。

 

6月12日から始まった教授陣とのセッションは、12月まで続きます。プログラムの翻訳・文化適応、現場フィールドワークなど、丁寧なプロセスを経て進行中です。

 

そしてこの間にかかる費用3万ドル(日本円で約440万円)のうち、今回の目標金額達成で費用の約7割をまかなえることになりました。

本当にありがとうございます!

 

さらに、プログラム完成後には、全国にこのプログラムを届けるためにファシリテーターの育成が必要です。その研修・教育にも、同様に約3万ドル(約440万円)がかかる見込みです。

 

こうした背景をふまえ、私たちはネクストゴールを555万円に設定させていただきました。皆さまからいただいた温かい応援の力を、次のステップへとつなげていきたい。仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです。

 

「介護で誰も壊れない社会」を本気でつくっていくために、どうかもう一度、力をお貸しください。

 

一般社団法人REDWOOD一同より

 

 

▼私たちは介護の仕事をしている仲間です

 

私たちREDWOODは、介護の現場を日々支えているメンバーが集まって立ち上げた一般社団法人です。5人のメンバーのうち3人は介護事業を運営しており、日々、高齢者や認知症の方、そのご家族と向き合っています。

 

 

私自身(大平怜也)は鹿児島県で居宅介護や訪問看護、デイサービスなどを展開してきました。私はこの27年間、介護の仕事を続けてきました。そのなかで、本当にたくさんの家族に出会いました。多くの方は、親のことを思って懸命に介護をされています。でもその一方で、仕事を辞めて生活が立ち行かなくなったり、介護の方針で家族が揉めて疎遠になったり、お金の問題で争ったり、介護の中心を担う義理の娘が、遠方に住む実子から心無い言葉を受けて心を病んだり、残念ながら暴力やネグレクトといった問題に至ることも見てきました。介護の負担は、それほど大きく、そして複雑なのです。

 

 

▼介護負担の末に起こった悲しい事件

 

ある日、近隣の市で認知症の妻を介護していた男性が、心中未遂の末に逮捕される事件が起きました。彼は真面目に、誠実に妻の介護を続けていましたが、出口の見えない介護生活の中で追い詰められてしまったのです。この事件が他人事とは思えませんでした。私たちも日々、家族介護に疲れきった方々に出会います。「こんなはずじゃなかった」「誰にも頼れない」と語る家族の声を、見過ごすことはできませんでした。

 

▼ストレス軽減プログラムとの出会い

 

<スタンフォード大学キャンパス内でのミーティングの様子>

 

そんなとき、スタンフォード大学のドロレス・ギャラガー教授が、家族介護者向けのストレス軽減プログラムを長年研究し、成果を上げているという話を知りました。私たちはすぐにアメリカへ飛び、教授と直接対話する機会を得ました。

 

その結果、彼女とノースカロライナ大学のジュリアン教授と共に、日本版のCaregiver TLC Programを開発することになりました。TLCは"Thrive(成長)" "Learn(学び)" "Connect(つながり)"の頭文字。専門のファシリテーターによる全6回のオンラインセッションで、認知行動療法をベースに家族介護者のストレスや孤独をやわらげ、前向きな気づきやつながりを促していきます。

 

※“Caregiver TLC Program,” developed by the Stanford and UNC teams, for Japanese society (Montoto-Rodriguez., et al., 2024; 2025).

 

プログラム開発にあたっては、毎週木曜日の朝7時から90分間、スタンフォードとノースカロライナの教授たちとオンラインでミーティングを行います。最初の6ヶ月間で、英語版プログラムの翻訳と文化適合を進めます。日本での介護の実態や文化に合うよう、私たちは介護現場でのフィールドワークも行います。家族介護者の声を集めたり、試験的にプログラムを試してみたりもします。

 

私は過去に、認知症カフェで家族介護者同士が語り合うピアカウンセリングを行ってきました。ある参加者の方が「いつも一人で戦っていたから、日々の苦悩を話せただけで楽になった。仲間ができた気がした」と言ってくれたことが印象に残っています。ちゃんとしたプログラムを届けることができれば、より多くの人に安心を届けられると信じています。

 

 

▼私たちがめざすこと

 

家族による虐待件数が1万8000件を超える日本。93%が親族によるものです。でも、誰も責められないと私たちは思っています。追い詰められた末の悲劇だからです。このプロジェクトは、「介護で誰も壊れない社会」をつくるための小さな一歩です。

 

このプラグラムは、2週間に1度、90分のグループカウンセリングを3ヶ月間かけて6回実施します。カウンセリングは認知行動療法に基づくファシリテーションによって進められ、ファシリテーターは専門の訓練を受けた者になります。

 

要介護者が増える一方で、支える人が足りない。社会としてこの問題を乗り越える方法を見つけなければなりません。でも私たちが本当に向き合いたいのは、今、目の前で苦しんでいる家族介護者です。「誰かに聞いてもらえた」「少し気持ちが楽になった」と思えるような時間や場所をつくりたい。そういう力になれるプログラムをつくりたい。

 

これは私たちの仕事の延長であり、信念でもあります。私たちは、介護を担う家族の誰もが「一人じゃない」と感じられるしくみを社会に根づかせたい。そしてそれを、福祉ではなく誇れる仕事として、仕組みとして、持続可能な形にしたいと思っています。

 

▼プロジェクトの内容 

 

2025年6月から12月までの半年間、スタンフォード大学のドロレス・ギャラガー名誉教授とノース・カロライナ大学のジュリアン・ロドリゲス教授とともに、Caregiver TLC Japanを作成します。まず我々が、Caregiver TLC Programを学び、それを日本語に翻訳しながら、日本の介護の事情や文化にあった形に作り替えていくという作業を行います。このプロジェクトのマネジメントはCaregiver TLC programのヒスパニックバージョン作成に関わったPhotoZIG.Incのブルーノ・カジヤマ氏に担っていただきます。彼はこのプログラムのアプリを開発しています。 

 

教授らとのミーティングは2週間に1度、木曜日の午前7時から行い、我々はミーティング以外に翻訳、文書の作成、必要時には介護現場や地域でのフィールドワークを行います。またプロジェクト期間には再度スタンフォード大学を訪問する予定です。 

 

半年間でプログラムが完成しない場合、最大3ヶ月の延長を行います。このプログラムには専門のファシリテーターが必要になるため、プログラム完成後にファシリテーターになるためのエデュケーションプログラムを受けます。  スタンフォード大学発の「Caregiver TLC Program」の日本語版の制作・提供は日本で初めてのプロジェクトになります。   

 

このプロジェクトを完遂するために、最大1300万円程度の費用がかかることを想定しています。 

 

※Dr. Dolores Gallagher Thompson, Dr. Julian Montoro-Rodriguez, ブルーノ・カジヤマ氏からプロジェクトを行うこと、名称掲載を行うことの許諾を取得しております。

 

▼資金の使いみち

 

このプロジェクトには最大1300万円の費用がかかる見込みです。

・アメリカの教授陣とのミーティング・翻訳作業:300万円

・日本語版プログラムの開発と監修:300万円

・専用アプリや資料制作費:300万円

・ファシリテーター養成費用・研修運営:300万円

・スタンフォード訪問および現地調査費用:100万円

 

皆さんからのご支援は、これらの費用の一部として大切に使わせていただきます。介護の現場で、誰かがひと息つけるように。

そのために、どうか力を貸してください。

 

 

 

▼一般社団法人REDWOODのメンバー 

 

 

<左から>

代表理事:鯉谷雅至(社会福祉法人浪速松楓会・理事長、大阪を中心に介護保険施設等を運営)

理事:大平怜也(株式会社ケアクラフトマン・代表取締役、鹿児島県で居宅介護サービス等を運営)

理事:佐々木愛也子(株式会社ニコハチ・取締役、英語学習サービスを運営)

理事:新宅亮子(大手通信会社勤務)

理事:森剛士(株式会社ポラリス・代表取締役、関西を中心にデイサービス等を運営)

アドバイザー:Steven Williams(BOUNDLESS BEAR CONSULTING・PMP, CSM) 

 

 

 

 

 

【仲間からの応援コメント】

 

▼スタンフォード大学医学部 精神医学・行動科学 名誉教授 ドロレス・ギャラガー=トンプソン博士より応援メッセージ

 

 

 

For over 30 years, I’ve seen evidence-based training lift the emotional weight many family caregivers carry. Launching this Japanese language program is an essential step toward building culturally tailored skills and community. I’m honored to support it and eager to work together so every family caregiver feels stronger, less isolated, and better equipped to thrive.  

 

– Dr. Dolores Gallagher Thompson,  Emerita Professor of Psychiatry & Behavioral Sciences, Stanford University School of Medicine.

 

30年以上にわたり、科学的根拠に基づいたトレーニングによって、多くの家族介護者が抱える心の重荷が軽くなるのを見てきました。今回、日本語版プログラムを立ち上げることは、文化的背景に即したスキルやコミュニティづくりに向けた大きな一歩です。この取り組みを支援できることを光栄に思い、すべての家族介護者がより強く、孤立感を減らし、前向きに生きていけるように、一緒に取り組んでいけることを楽しみにしています。

 

— ドロレス・ギャラガー=トンプソン博士 スタンフォード大学医学部 精神医学・行動科学 名誉教授     

 

 

▼ノースカロライナ大学シャーロット校 社会学・老年学教授 ジュリアン・モントロ=ロドリゲス博士より応援メッセージ

 

 

The Caregiver TLC (Thrive, Learn & Connect) program at UNC Charlotte — a free caregiver workshop series offered at https://caregivertlc.org – has already supported family caregivers throughout North Carolina and beyond. Based on those proven results, I’m proud to support this important initiative and excited about the positive impact we can make together.

 

– Dr. Julian Montoro-Rodriguez, Professor of Sociology & Gerontology, University of North Carolina at Charlotte.

 

UNCシャーロットで提供している Caregiver TLC(Thrive, Learn & Connect)プログラムは、https://caregivertlc.org にて無料で公開されている家族介護者向けのワークショップシリーズです。すでにノースカロライナ州内外の多くの家族介護者を支援してきました。こうした確かな成果を基に、この重要なイニシアチブを支援できることを誇りに思うとともに、共に取り組むことで生み出せる前向きな変化に期待しています。 

 

— ジュリアン・モントロ=ロドリゲス博士 ノースカロライナ大学シャーロット校 社会学・老年学 教授

 

 

▼グロービス経営大学院副学長・田久保善彦さんより応援メッセージ

 

本プロジェクトは、グロービス経営大学院で学んだ実務家たちが中心となり、スタンフォード大学の先進的な知見をもとに、日本の家族介護者を支える仕組みをつくろうとする挑戦です。介護職員不足が深刻化する中、家族による介護の負担は増し続けています。そんな現状に対し、現場での経験と学びを活かして、日本社会に合った実践的な支援を届けようとする姿勢に共感します。介護と仕事の両立が求められる今、このプロジェクトは多くの人にとって大きな力になるはずです。

 

グロービス経営大学院副学長 田久保善彦

 

 

▼全国介護事業者連盟理事長・斉藤まさゆきさんより応援メッセージ

 

 

介護は、誰かの人生を支えるという、尊く、そして重たい営みです。

その営みを、日々、ご家族の立場で担っている介護者の皆さまの存在は、もっともっと社会に理解され、支えられるべきだと、私たちは考えています。 今回のクラウドファンディングは、介護者の「心の健康」を支える新しい一歩です。

科学的根拠に基づいたプログラムを、日本中の介護家庭に届けようとするこの挑戦に、私たち全国介護事業者連盟も心から賛同し、応援いたします。 「介護する人が、追い詰められない社会へ」 ともに、その未来をつくっていきましょう。

 

一般社団法人全国介護事業者連盟理事長 斉藤まさゆき
 

 

プロジェクト実行責任者:
鯉谷雅至(一般社団法人REDWOOD)
プロジェクト実施完了日:
2025年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

スタンフォード大学、ノースカロライナ大学の教授たちが開発した認知症家族介護者のストレス軽減プログラムの日本版を製作するプロジェクトです。半年〜1年かけてスタンフォード大・ドロレス名誉教授、ノースカロライナ大・ジュリアン教授とミーティングや作業を進め、プログラムの完成とファシリテーターとしてのスキル開発を行います。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と支援金額の差額は自己資本にて対応します。

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77
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