【絶望的な状況で見たもの】さくら酒店代表 近藤 悠一のメッセージ

みなさん、こんにちは。 さくら酒店代表の近藤悠一です。

あの日、保冷庫と本社、そして実家が燃えて失ってしまった日から、もうすぐ1年が経とうとしています。

 

この1年、本当にたくさんの方に支えていただいたから、今の私がいます。

 

「どうやったら感謝の気持ちをお伝えできるだろう」とずっと考えています。そのひとつが、今回始めることにしたクラウドファンディングです。

 

2022年11月27日の朝、火災で実家は全焼し、2013年の創業以来、大切にしてきたマイナス5℃の自社保冷庫も壊滅的な被害を受けました。

 

駆けつけてくださった多くのボランティアの皆さんのおかげで倒れることなく前を向けたと思っています。本当に無我夢中で、とにかく何とかするんだと言い聞かせて身体と頭を動かし続けていました。

 

今から振り返ると、異常な精神状態だったと思います。

 

やることを見つけて走り続けることで自分自身を保っていたのだと気付いたのは、疲れていても眠れない、寝てもすぐに目が覚めて、再び眠ることができない、そんな日々が1か月ちょっと続いたためです。

 

復興を目指して行った前回のクラウドファンディングでは、1,500万円近くものご支援をいただき、多くの励ましのお言葉も支えとなった一方、ものすごくプレッシャーを感じていたと今なら振り返ることができます。

 

焼けてしまった保冷庫から救い出したお酒をリターンとして皆さんに配り終えたあと、急に喪失感と虚無感に襲われました。

 

1年で一番お酒が飲まれる12月に、飲食店さん向けにも、個人様向けにも日本酒をお届けできない歯がゆさと申し訳なさで一杯でした。

 

そんなときに、復活はゆっくりでいいから今は休んで身体を労わってください、というお声をもらいました。

 

また、辛い時には辛いって言ったらいいよと言ってくれた仲間、そして復活するために一緒になって歩いてくれる駒澤とスタッフのみんながいて、ようやく現実を受け止めて自分の足で歩けるようになりました。

 

私にとっては日本酒で恩返しをすることしかできない、と思います。

 

さくら酒店のスタッフみんなで企画・発信する今回のクラウドファンディングは、これまで支えてくださった感謝の気持ちと、これからも皆様へ日本酒の素晴らしさをお伝えし続けるという決意を込めました。

 

このクラウドファンディングで、皆様に少しでも勇気や元気、そしてあきらめない心をお届けできたらとも思っています。

 

日本酒で世界中に笑顔をつくりたい❗️

そんな私たちの想いがたくさんの方に届きますように。

 

こちらのプロジェクトも明日が最終日です。

今一度、ご家族・ご友人・職場の方など、シェアいただけると大変嬉しく思います。

 

引き続きどうぞ、宜しくお願いいたします。