【女子大生の挑戦 in ネパール農村】豪雨被害からの農業復興

支援総額

584,000

目標金額 320,000円

支援者
88人
募集終了日
2025年1月31日

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2025年04月18日 20:00

【インタビュー前編】きゅうり農家さん

ナマステ!新潟県立大学国際ボランティアサークルRUENG 佐藤まゆりです。

 

ご支援いただき、誠にありがとうございます。

ネパール農業復興支援を応援してくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

 

今回はネパールに渡航した際、農家さんに直接行ったインタビューの様子をお届けします。

インタビューを行ったのはきゅうり農家のミナさん・プラディップさんです。

 

Q.豪雨で流されてしまったとき何を感じましたか?

 

ー川が氾濫して、畑が全部流されてしまってすごく心配で、悲しかったです。

14年間も続けて作ってきた畑が流されてしまったから長年の努力が流された気持ちでした。

夜も心配で眠れなかったです。

 

ー本当に全部収穫直前の状態だったもの(トマト・きゅうり)が流されてショックでした。

働いている人たちに、収穫できなかったとしてもお金を渡さなくてはならないことへの不安がありました。

 

Q.働いている人は何人ですか?(雇っている人)

 

ー今はシーズンオフのため3人。普段は6人です。

収穫の時はさらに増えることもあります。

人が特に必要なのが収穫・肥料をまくときです。すべて手作業(ショイカゴで持っていく)で、普段の雇用人数に加えて8人〜10人必要です。

 

Q.復旧の作業は従業員も一緒に行いますか?従業員へのお給料分のお金はどのように対応しましたか?

 

ー政府のお金を貸してくれる機関から借金して工面しました。

作業が間に合わないところは従業員とともに行い、重機も導入しました(川沿いの一部分)。

 

Q.もし支援がなかったとしたら何年分の損失ですか?

 

ー7t分のトマト 全部で38tがロスになりました。

本当は60t売れるはずだったのに38tがロスになり、残り22tが売れました。

全部トータル(農機具、建設、野菜)で220万の損害(感覚的に約2年半暮らせる額)

トマトは180万円分くらいの損失です。(感覚的に)

 

ー追加で他の畑に向かうために使っていた橋と有機肥料を作るための小屋も流されてしまったため、移動面・肥料面でも損失があります。

 

Q.重機作業はどこかに依頼していますか?

 

ー地主さんの土地を借りているため、地主の方が重機を手配してくれました。

実際の作業の時には目の前で見守り、指示を出したりしました。(指示を出せるよう見守っていないとイメージと異なった作業がされてしまうため。)



Q.撤去作業はどれくらいかかりましたか?

 

ーあと15日後に綺麗になる予定です。(インタビュー時:2025年3月17日)

半年間くらいちょっとずつ綺麗にしながら農作業も並行しています。

 

Q.育てる作物に変化はありましたか?

 

ー変化はありません。

長年続けているトマトときゅうりを一生懸命作ります。農業を極めることしかできません。



Q.土の変化や、それによる作物への影響はありますか?(土の質への影響)

 

ーこっちの土に変化はありませんでした。なぜなら、赤土(栄養がない土)は入ってこなかったからです。

政府が植林を進めている方の山の斜面は一種類の木のみで、土の栄養が偏り、赤土が多いため大変です。

しかし、植林していない方の山の斜面は多種多様な木々や植物が育っているため多種類の栄養豊富な土があります。

私の畑には多種類の栄養豊富な土が流れてきたため土の質だけに注目すると良い結果となりました。



Q.全体の復旧の過程、作業を教えてください。

 

ーまず初めにがれき、ゴミの除去をします。

 そして、土からゴミを取り除いた後に土を平らにします。

 これらの工程を経てようやくビニールトンネルの建設ができます。



Q.また雨季に同じようなことがあるかもしれない…対策していることは何かありますか?

 

川幅を広くしました。理由は、増水しても洪水が起こらないようにするためです。

また、川の近くにビニールトンネルが必要な作物を植えないようにします。

そして、ビニールトンネルが必要な農作物は川の上の高いところに植えるつもりです。



Q.今までにこの規模の大雨はありましたか?

 

ー14年間農業をやっていてはじめてでした。

生まれてからもずっとレレにいますが、このレベルの洪水はありませんでした。



Q.気持ちの変化はありましたか?

 

ー直後は悲しみや心配もあったけれど、今は頑張ろうっていう気持ちです。

今までずっとやってきた農業だから今後もやり続けるし、農業だけをやってきたからほかのことができるわけでもないです。

そのため、農業を極めるしかないです。

また、日本の方が支援や応援をしてくださったので前よりももっと頑張ろうという気持ちがあります。




Q.ご家族やお二人に怪我はありませんでしたか?

 

ーご家族、二人に関しては怪我はありませんでした。雨のときは家にいました。

 

image.png



インタビュー中は質問に丁寧に答えてくださり、農業に対する熱意を感じました。洪水はレレの農家さん達にかなりの精神的ストレスや不安をもたらしました。しかし、皆様とのクラウドファンディングを通して農家さんたちを前向きに、そして復興への一歩を支援することができたことを大変嬉しく思います。

また、メンバーの2人はきゅうり農家さんの家でホームステイをさせていただきました!夕食にはシイタケやカリフラワーなどレレの美味しい野菜をたくさん食べることができて幸せでした!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

次の活動報告ではインタビュー中編(ラジェンドラさん)についてです。

リターン

1,000+システム利用料


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リターンなし

リターンはつきません。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


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学生メンバーからのお礼メッセージ

学生メンバーより感謝のメッセージをお送りします(PDF形式でメールにて送付)。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

1,000+システム利用料


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リターンなし

リターンはつきません。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


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学生メンバーからのお礼メッセージ

学生メンバーより感謝のメッセージをお送りします(PDF形式でメールにて送付)。

申込数
3
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制限なし
発送完了予定月
2025年7月
1 ~ 1/ 11


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