あと２日です！！

龍宮神社初のクラウドファンディングも、いよいよ残り２日となりました。

 

榎本武揚さんの像の前で撮りました。

 

〜僭越ですが、今回は宮司である私の自己紹介をさせて頂こうと思います〜

 

龍宮神社宮司の本間公祐と申します、現在５８歳です。

私は神主であると共に、医師としても長く地域医療に携わってまいりました。

専門は小児科で、北海道立小児総合保健センター（現コドモックル）という小児総合病院のNICUという新生児のICUで、ほぼ24時間365日働いておりました。

しかし、先代宮司である父が亡くなってしまったため、医者をやめて、神社にもどることを決心致しました。

幸いなことに、当神社の総代さんに病院の先生がいて、「うちで働かないか」と声をかけて下さいました。NICUで働いていた私は、医者と神主の兼務は不可能と考えて、「ありがたい話ですが無理だと思います」と辞退しました。しかし、その方は「大丈夫、大丈夫、神社のことはよくわかっているから、神社の仕事を優先してくれて構わないよ」と言ってくださったため、その言葉に甘えることとしました。

平日は病院、土日は神社。お祭りと正月には病院の長期休暇をもらう。こんな感じの毎日です。

 

平成5年に神社に戻ってきましたので、神職と医師という尊い仕事を、２足の草鞋を履きながら、３０年間歩いてきたことになります。

 

私は、小児医療だけでなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、介護の必要な高齢者医療、腎不全の患者さんの人工透析、末期癌患者さんの緩和ケアなども行っています。

 

よく、神職と医師は、科学と宗教という真逆の世界ではないかと聞かれます。

しかし、私はそうではないと考えています。

 

心と体、精神と肉体、ともに健やかで守られているからこそ、幸せであり充実した人生であると思います。

神社では、人の命を救う医療を行っている神主として、病院では、伝統文化を継承しながら神聖な神事も行なっている医師として、地域の方に信頼して頂いているのではないかと心から感謝しております。

 

一度きりの人生ですが、有難いことに、医師と神職という、共にとても尊い職業につき、二つの人生を同時に歩んでいるような感覚を持って３０年間生きてきました。

 

そして今、私には、神社1000年構想というものがあります。

 

神社はこれからも100年500年1000年と続いていく事でしょう。

私の代だけではなく次の代、次の代にバトンを渡しながら1000年かけて龍宮神社を、世界中の人達に愛される素晴らしい神社にしたいと考えております。そのためには、神主だけではなく、氏子さんや地域の方々、神輿会の方々、全国の方々に、この構想を知って頂き、共有していただく事で、この思いが薄れていく事なく、成し遂げられると考えています。

 

この御創祀150年記念事業が、皆様とのご縁や絆を広げ、多くの方々に龍宮神社の御神徳を受けていただけるように頑張りたいと考えております。

 

何卒よろしくお願いいたします。