1月9日(火) 進捗報告・動物紹介～アカカンガルー仔の誕生～

皆様、こんにちは。

当園のクラウドファンディングにご支援いただき誠にありがとうございます。

 

本日の進捗報告をいたします。

1月9日(火)12時現在　158名　の方に　￥2,753,000円　のご支援をいただいております。

 

 

今回は昨年生まれたアカカンガルーの仔についてお伝えします。

 

「生まれた」と書きましたが、カンガルーは正確に出生日（誕生日）が分からないことが多いです。

カンガルーは妊娠期間が1か月という短さのため1～2㎝の超未熟児の状態で総排出腔（なんと排泄物も仔もすべて同じ穴から出てきます）から生まれ、その後すぐに自力で育児嚢（お腹の袋）まで登っていきます。

というわけで、出産の瞬間を目撃するのはなかなか困難、お腹の袋から顔を出した日（顔出し日）や、袋から全身が出て着地した日（着地日、出袋日）など、園ごとに出生日を決めています。

当園では顔出し日を出生日としており、この仔は8月19日に初めて顔を出しました。

 

 

前置きが長くなりましたが、私が初めて仔の顔出しを確認したのは昨年の10月初め、体毛が薄く顔の大きさの割に目が大きい…その大きな瞳で母親の"チョコ”の袋から外の世界を眺めます。

 

 

10月中旬のある日、横になってくつろぐチョコの袋からぽろっと仔が出てしまいました。

仔はしまった！という様子で急いで袋に戻りましたが、大人個体に比べてまだ細い脚や尾、それでも小さいだけで大人と同じ形をしていることがよく確認できました。

 

11月に入り授乳シーンを撮影することができました。

カンガルーの乳首はお腹の袋の中にあります。

なので、出袋した後は顔を袋に入れて母乳を飲むこのスタイルなのです。

 

展示場はウォークスルー式になっていて、仔は訪れるお客様や私たちスタッフにも興味があるようです。

突然1頭で近くに寄ってきた時には私の方がびっくりしてしまうほどでした。

 

 

仔はオスで、名前は”チップ”に決まりました。

チョコの仔なのでチップ、他にもチップの兄や姉たちは"チロル”や”コロネ”などのチョコにちなんだ名前がついています。

 

展示場では9頭のカンガルーが暮らしており、日中に日の当たるところに集まって休む様子や、夕方近くになるとジャンプして動き回る姿などを見ることができます。

 

 

時にはこんなシーンが見られることも…「ミルク泥棒」

 

 

チョコとチップの表情がなんとも言えないかんじです。

 

カンガルーたちはふれあいパーク内にいます。

ぜひ会いに来てくださいね！

 

カンガルーたちのためにも、引き続きご支援よろしくお願い致します。

 

 

群馬サファリパーク