揺れる心を見える化する「トーキングマット」日本語版を全部作りたい!

支援総額

1,828,300

目標金額 1,000,000円

支援者
41人
募集終了日
2022年4月30日

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2022年04月24日 17:30

トーキングマットで思いを伝えたその後…

80代認知症のキクさんとのトーキングマット

 

こんにちは、トーキングマットクラウドファンディングも残すところあと6日!!引き続きご支援いただきますようおねがいいたします<(_ _)>

今日はトーキングマットクラウドファンディング第1弾でご紹介した、キクさんのその後をご紹介します。

会話を広げ本人の思いを見える化するトーキングマット 揺れるこころを見える化する「トーキングマット」を広めたい!(一般社団法人日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan) 2020/03/14 投稿) - クラウドファンディング READYFOR

認知症になっても思いをのせた豊かな生活を

なかなか自分の気持ちを表現することができなかったキクさんでしたが、トーキングマットを行うことで、「思いを伝える権利」を得たのでした。この時の感動は、リスナー(聞く人 Listener)としても忘れることができません。

キクさんは、私とトーキングマットで話した直後、グループホームに入居されました。既に私は後見人として、グループホームの入居申請をしていましたが、本当にこれでいいのか、住み慣れた地域を離れて過ごすことがいいのか考えました。

しかし、トーキングマットを行うことで、キクさんが『ひとりで過ごすことの不安』や『近くに誰かがいてくれる安心感』などを語ってくれたので、安心して送り出すことができました。

時は私たちが未知のウイルスに遭遇した頃、グループホーム入居することで、面会などもできなくなるという覚悟も必要でした。

その時に、施設職員にトーキングマットで話した内容を伝えることで、その時のキクさんの思いを伝えることができました。

昔から大工仕事などが好きなキクさんでしたが、筋力の低下があり、大工仕事まではできませんでしたが、職員が行うことにキクさんにアドバイスをもらったり、苦手な調理などは、簡単な部分を一緒にやってもらったりと職員たちは配慮してくれました。

グループホームから定期的に届く写真には、笑顔で調理や工作に取り組むキクさんの笑顔がありました。

 

デジタルトーキングマットの存在

キクさんとは、在宅時に何度かトーキングマットを行いました。グループホーム入居後は、コロナ禍で直接会うことがほとんどでず、トーキングマットをできたのも一度だけ、面会は窓越しに顔を見る日々が続きました。

しかし、こんな時には今回ご紹介している、デジタルトーキングマットが大活躍するのではないでしょうか。

様々な施設がリモート面会になる中、デジタルトーキングマットであれば、施設職員などの支援があれば、リモートでも行うことが可能になります。コロナ禍でも遠方の方とも、心配なくトーキングマットを行うことができます。

対面でも、リモートでも大活躍となることでしょう。

 

継続してトーキングマットを行うことの意義

トーキングマットは、一度行っただけで、シンカー(考える人 Thinker)の思いが分かるわけではありません。継続して行いながら、より広く、より深くシンカーを知ることができます。

思いは日々変わっていきます。また、体調などの変化にも影響されて思いも変わっていきます。同じカードを間隔をあけて使うことで、思いの変化を知ることもできるのです。

コロナが少し収まった時に、一度だけキクさんとトーキングマットを一緒に行う機会を得ることができました。今後のケアの希望の話しをした後に、「コミュニケーション」パックの「つながり(relationship)」のカードを使い、今の自分の思いや状況を伝えたい人について話をしました。

キクさんは少しずつ体調が悪くなってきていて、リビングに出てくる回数も減ってきている状況でした。

トップスケールは、自分の思いを「伝えたい」「どちらでもない」「伝えたくない」としました。伝えたい人には、市外に住む「娘」、「仲のよかった友達」、「パートナー」でした。そして、子どものようにかわいがっていた「猫」のカードを手書きで追加しました。

現在のケアの状況や、もしもの時には、その伝えたい人に連絡をすることを約束しました。

(↑子どものようにかわいがっていた猫)

 

最期の時に

キクさんの思いを伝える人、について話した後、半年してキクさんは旅立たれました。トーキングマットで聞いた、思いを伝えたかった人に連絡を取りました。

しかし、パートナーの方と連絡が取れず、何とか探して最期のお顔を見せてあげたいと思いました。様々なところに聞いていくと、パートナーの方は体調を崩し施設に入所されたと聞いたのです。

あちこちに確認をして、ようやく居場所がわかりました。そして、パートナーにキクさんのことを伝えました。その方は体調を崩し、歩くことも難しくなっていました。

施設の計らいで、窓越しに面会をすることができました。キクさんが旅立たれたこと、お顔を見せてあげたいことを話すと首を振るだけでした。「無理だから」と。

せめて写真をと写真を手渡すと、それを握りしめて一言も話さず涙されていました。支援者からは『後見人さんがそこまでしなくても』と気遣いの声も聞かれましたが、トーキングマットから受け取った、キクさんの思いをどうしても伝えたかったのです。

トーキングマットがその方の人生に寄り添っていることを実感しました。

(↑キクさんが何度も見た佐渡の朝日)

 

今後も、トーキングマットを活用しながら、皆さんとシンカーの思いを受け取っていければと思います。ぜひトーキングマットクラウドファンディングにご支援をお願いいたします!!

 

SDM-Japan 本間奈美 (認定社会福祉士・精神保健福祉士・主任相談支援専門員)

リターン

19,800+システム利用料


11.ネクストゴール特別セット「社会と生活」カードセット

11.ネクストゴール特別セット「社会と生活」カードセット

シンプルにカードのセットだけでまとめて、特別価格でご提供します。ネクストゴールに是非ご支援ください!内容はこちらです。
■SDM-Japanメンバーからお礼のお手紙
◆「ソーシャルケア」
◆「余暇に関するサブマット2種類」
◆取扱説明書1冊(日本語)
本リターンは基礎研修受講の有無にかかわらず、どなたでもご購入いただけます。
※英語版TMとはカードのセット内容が異なる場合があります。またこのセットはこれから翻訳作業を進めますので、翻訳を変更する可能性があります。
※本リターンには、TalkingMats社オリジナルバッグとマット、「健康と住居」パック(デジタル版)は付属しておりませんのでご注意ください。

申込数
3
在庫数
12
発送完了予定月
2022年11月

3,000+システム利用料


1-1SDM-japanからのお礼状

1-1SDM-japanからのお礼状

SDM-japanより感謝のお礼状をお送りいたします。

申込数
4
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月

19,800+システム利用料


11.ネクストゴール特別セット「社会と生活」カードセット

11.ネクストゴール特別セット「社会と生活」カードセット

シンプルにカードのセットだけでまとめて、特別価格でご提供します。ネクストゴールに是非ご支援ください!内容はこちらです。
■SDM-Japanメンバーからお礼のお手紙
◆「ソーシャルケア」
◆「余暇に関するサブマット2種類」
◆取扱説明書1冊(日本語)
本リターンは基礎研修受講の有無にかかわらず、どなたでもご購入いただけます。
※英語版TMとはカードのセット内容が異なる場合があります。またこのセットはこれから翻訳作業を進めますので、翻訳を変更する可能性があります。
※本リターンには、TalkingMats社オリジナルバッグとマット、「健康と住居」パック(デジタル版)は付属しておりませんのでご注意ください。

申込数
3
在庫数
12
発送完了予定月
2022年11月

3,000+システム利用料


1-1SDM-japanからのお礼状

1-1SDM-japanからのお礼状

SDM-japanより感謝のお礼状をお送りいたします。

申込数
4
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年6月
1 ~ 1/ 21


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