冬の学習会(③小高ふれあい広場クリスマスコンサート)

今年も小高ふれあい広場をお借りして

「福島しあわせ運べるように合唱団クリスマスミニコンサート」

を開催しました。

地元の方々が寒い中駆けつけてくださり、イルミネーションの中で

「請戸小学校物語」を発表しました。

挿入歌の、小高で生まれた「群青」を歌う時

ふれあい広場に響く歌声に、車の音や救急車の音

イルミネーションを見に来た子供づれの家族のはしゃぐ声も聞こえ

 

誰もいない…そう感じた避難解除したばかりの初めての夏の学習会

暑い日差しの小高駅前から歩き出して…

このふれあい広場を通過して、歩いても歩いても

壊れた家を抜ける風の音と自分たちの足音だけが聞こえ

誰にも会えなかった心細さを想いだし

去年の冬の学習会で、餅つきをしたにぎやかさを思い出し

昼間ふれあい広場の前を行きかう車をながめ何とも言えない感動を思い出し

どうか、町中の人に聞こえますように

発表が終わり、ねぎらいの言葉が子供たちにかけられ

胸があつくなりました。

 

片づけをしていると女性に声を掛けられました。

「お客さんが来てコンサートに来れなかったんだけど、よく聞こえたよ

とってもいい歌声だった、だからお礼を言いに来たのありがとう。」

その言葉が私たちにくれる力を相手が知らなくても、胸を打つ感情は

また今日の出会いに感謝し、次に来たとき会いたい人を増やしてくれるものだと、ただ純粋に感動させてくれます。

 

多くの皆さんの支援で子供たちは、強く優しい心に出会い

血の通う福島の大地を踏みしめて成長していきます。

 

間もなく終了の時間となりますが、多くの皆さんの支えを

達成までよろしくお願いいたします。