
支援総額
目標金額 10,000,000円
- 支援者
- 783人
- 募集終了日
- 2022年2月28日
「産後のデイケアが産後うつの予防になるの?」
産後ケアって必要なの?とか、産後ケアって産後うつの予防になるの?
と聞かれる時があります。
聞いてくる人は、まだ興味を持ってくれてる方で、当事者でないと、自分には関係ない。興味もない方がほとんどなのかもしれません。
2019年のコロナ前に、ブログをアップしていたので、そちらの文章を転載します。
コロナ前でもそうだったので、今はもっと深刻化しているなということが容易に想像できるかと思います。NHKのネットニュースでも取り上げられました。
2019-05-06 14:03:01 ブログの記事より。
「産後のデイケアが産後うつの予防になるの?」
同年代の友達から、こんな質問をされました。
実際にその場にいる方でないと、イメージしにくいのかもしれません。
私も、実をいうと産後のデイケアを始めるまでは、そこまでの効果があるとは思っていませんでした。
でも、実際に始めてみて、そして1年間産後のデイケアに携わってみて、改めて産後のママ達には、このようなケアだったり、場所だったり、時間だったりが、本当に必要なのだなあと思うとともに、
ここでのケアや、集まりやまた、助産師との話やママ同士の話で、体の痛みだったり、心の痛みだったりが和らいで、また次の日から子育てに前向きになれて、赤ちゃんを可愛いと思えたりするのだと確信が持てました。
産後のデイケアを利用されたママ達からの感想をいくつかご紹介します。
「心と体が癒されるってこういうことなんですね😭」
「久しぶりに座ってごはんを食べれました」
「同じ子育て中のママ達と話せて気持ちがすっきりしました」
「病院に行くほどではないけど、色々悩んだりしてたことをいっぱい質問できて、良かったです」
「産後ケアは、自分には必要ないと思ってましたが、とても癒されました。また来ます」
そんな言葉を残して次の予約をして帰られます。
初めて当院に来た時には、おっぱいの痛みと、孤独と不安で、表情が硬かったママが、1回目、2回目3回目と回数を重ねる度に表情が明るく、頬には赤みを帯びて、笑顔で帰られた時、本当にやってて良かったとホッとします。
なぜ、今の産後のママ達には当院のような産後ケアが必要なのでしょうか?
初産高齢化が言われて久しいですが、以前から高齢での出産はありました。問題は初産の方が高齢化していることがさらに問題なのだと思います。
かつては、女性が出産をする時、「実家のお母さんが娘(ママ)と赤ちゃんの身の回りの世話をする」というのが当たり前でした。
ところが、現代においては、次のようなことが起きています。
・ママが高齢ということは、親御さんも高齢で、ママの産後の世話を見られない。
・親御さんは元気だが、さらに上の親御さんの介護をしていて、同時にママの世話ができない。
・親御さんが元気だが、仕事を持っているために、仕事を休んでまでママの世話ができない。
など、以前では考えられなかった状況で、産後の世話をしてくれる人がいないという現象が起きています。
さらに、複雑にしているのは、高齢のママ達は、出産前まで職業を持ち、自立した大人であり、自分が頑張れば、産後もなんとか乗り切れるのではないかと思い込んでいるところがあり、でも実際には、産後の体や子育ては想像を超えて大変だったりして、気持ちだけでは乗り越えられず、人に相談できず、頼る人もなくて、頑張り過ぎた結果、軽度~重症な方まで産後うつ状態に陥ってしまったということはよくあることです。
医療の進んだ現代においても、出産はやはり命がけで、死と向かい合わせであることは、今も昔も変わりありません。
それでも、医療の進歩により、出産時に出血多量で、不幸にもお亡くなりになる方は劇的に減りました。
しかし、その一方で、出産時に大量出血で亡くなる方の数より、産後うつによる自殺で亡くなる方の数の方が多いという統計が発表されました。とても悲しい現実です。
本来なら一番幸せな時期であるはずにも関わらず、死を選ぶに至るまでの孤独で辛い産後に、だれか寄り添うことはできなかったのだろうか?SOSを出すことはできたのだろうか?
と考えると胸が締め付けられる思いがします。
しかし、これは一部の特別な人の話なのでしょうか?
産後大変な時期を過ごした方なら、そうやって亡くなる方の気持ちが分かると思う方も少なくないのではないでしょうか?
かくいう私も、手のかかった長女の授乳期や、母乳を飲むのが上手にできなかった三女の授乳期は、眠れない悩ましい日々が続き、幸い自殺を考えるまでにはいたらずに済みましたが、寝不足の頭で、物事がまともに考えられなくなっていたように思います。
そして、泣き止まない赤ちゃんを夜中に一人抱っこしながら、何度落とそうと思ったことか…
乳児期虐待のニュースなどを見ては、人ごとではなく、明日は我が身と思ってぞっとした記憶があります。
育児の仲間や友達がいなかったわけではありません。
言葉を話せない宇宙人のような赤ちゃんと一緒にいて、夫が帰るまでの時間は、いつも孤独感を感じていたように思います。
そんな時、私には、助産師の山西みな子先生の自然育児相談所がありました。
乳腺炎になったおかげで、相談所とつながることができて、おかげで折に触れて相談所に相談に行っては、気持ちが晴れて、また育児に向かえるということを繰り返していました。
また、おなじ状況のママ達と愚痴を言い合える場所があったらどんなに良かっただろうと心から思いました。
当院の産後のデイケアはそんな思いを形にしたものです。
スタッフもそんな思いに共感した方々が集まって来てくれました。
お産や産後に色々な方に助けられて、いろんな人にケアされて、お世話になって、沢山の愛をもらった方が、自分自身がいっぱいに満たされると、初めてそれが溢れて赤ちゃんに愛情を注ぐことができると、看護学校の母性看護学の時間に習いました。
私はまったくその通りだと感じています。
妊娠期~出産期~産後の授乳期
に母親は、パパや、おじいちゃんおばあちゃん、産院の助産師、近所のおばさん、訪問の助産師、保健師などなど、他者からの愛情をた~くさん受け取るべきだと考えます。
自分が愛で満たされて、あふれ出るくらいでないと赤ちゃんに愛情を注ぐことはできません。
私は第二子と第三子を、幸運にも、とっても素敵な助産院で妊娠期~出産期と産後の5日間を過ごさせていただきました。
そのおかげで、その後もなんとか乗り切れたのではないかと今も思っています。思い出すだけでほっとする、とても幸せな場所、時間です。
できるなら、妊娠~出産の時期を私のように、愛あふれる助産院のようなところで、みんなが過ごせたらどんなに良いだろうと思います。でも、病院で出産される方が99%以上の現代において、それは難しいと思います。
また、病院勤務をしてみて、それを病院に求めるのは無理があると思いました。
授乳が軌道に乗り、母親の体の回復してくる、産後6ヶ月くらいまで、まだまだ、愛にあふれる場所で、母親達が愛で満たされる経験をすることが、どれだけ必要かと思います。
そうすることで、その後も
「大変だけど、楽しい子育て」
ができる可能性が格段に上がると思うからです。
産後のママ達が笑顔で癒されてる様子を是非見ていただきたいですが、ゆったりと過ごしていただきたいので、是非イメージして、想像力を働かせてください。
産後ケアに助産師は、なくてはならない存在です。
さまざまな経験を積んだ助産師が活躍する助産院や、産後ケア施設が世の中にたくさん増えたら、産後のママ達は、もっともっと子育てしやすくなるのではないかと思うのです。
当院のような産後ケア施設が、
全国に広まっていくことを心から願います。
リターン
1,000円

〈支援者1,000人を目指して!〉「みんなの助産院」実現を一歩応援コース:1,000円
● お礼のメール
● 助産院にお名前掲載(希望制)
※ いただいた資金は助産院移転のために大切に使用させていただきます。
※ このリターンは2022年2月21日に追加させていただきました。
- 申込数
- 51
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月
3,000円

〈支援者1,000人を目指して!〉「みんなの助産院」実現を一歩応援コース:3,000円
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