犬達頑張っています。譲渡会報告

先日の6月8日、いつものペットフォレスト茅ヶ崎店で譲渡会でした。今月は2回開催予定です。

代表は数日前に愛息子、次男坊ヴェルを荼毘に付し、まだまだ気持ちの整理もつかず、寂しさで一杯かと察します。

しかし数ヵ月前から予定していた譲渡会、代表もボランティアも、前を向かねば…と皆そんな気持ちだったのかもしれません。

レーベンハウスには皆が持ち寄ったお花が沢山供えられていてまるでお花畑のよう。

ヴェルの写真に挨拶をして、それぞれに支度をします。

譲渡会の日はいつもと人の動きが違うので、犬達も｢今日は何かある日だな｣と感じ取っています。お散歩はゆっくり夕方に行くとして、ご飯、排泄を済ませて出発の準備です。
荷物が多いので｢アレは積んだ？｣とか｢これ持ってくの？｣とてんやわんや。でも犬達に興奮を伝えることはよくありません。ビシッと指示を出して｢ハイ、車に乗るよ！｣と颯爽と出掛けます。

以前のクラファンで購入させて頂いたハイエースも大活躍です。
大きめの犬６頭、人を3人、荷物を沢山積んで出発します。

会場に着いてからも、サークルを下ろして組み立てたり、物販の準備をしたりと大忙しです。この為にお手伝いに来て下さる里親さんもいらっしゃって、とても助かってます。本当にありがとうございます。

準備の間、犬達は車内で待機です。
大体は落ち着いて窓の外を眺めたりしてますが、レーベンに来たばかりで譲渡会が初めて、なんてワンコは緊張して脱糞したり、嘔吐したりと大変な状態になることも。臭いも後始末もそれなりですが、そのくらい頑張っています。

会場設営が完成すると、犬達を会場に移します。サークルに入ってしまえば落ち着きます。来場者が来られた時の反応は、それぞれに違います。

サークルの隅っこで固まってしまうコ。大きな声で吠えてしまうコ。尻尾を振って近づいていくコ。

来場者に魅力が伝わりやすいのは3番目なのですが、１番目のコも2番目のコも普段からこういう態度ではありません。

皆、こういった日なりの感情表現の仕方があるんです。

が、しかし。知らない人や犬に対して強い表現の出やすいコは、他の犬の心の安定も必要で、譲渡会をお休みしてもらうこともあります。今回は留守番組だったナル。

慣れたボラさんには子供のように甘えてきますが、外で他所の犬に出会ったら強めに吠えます。身体も大きいので、その動きを制するのにも技術が必要。普段の散歩では、マズルガードを使用しながら注意して歩いてます。

他の犬や出会う人にお怪我をさせるようなことは、何があっても避けなければなりません。こういった道具は、犬自体の為にも意味のあるもので決して可哀想な見た目だとは私達は考えていません。

同じく今回は留守番組の良。普段は穏やかでレーベンの中では中間管理職のような存在。リーダーのことは立てつつ、後輩の面倒を見る、って感じてす。どこまでも根はソフト。

ただ、知らない人や訪問者に真っ先に吠えがちなのも彼です。他の犬達を守ろうとする気持ちが吠えに繋がってしまうのかもしれません。

今回のお留守番中は、のんびりと過ごし、他の犬にご機嫌でワンプロを仕掛けてました。

緊張の中で譲渡会に出て頑張ってるワンコ達も勿論ですが。
留守番しているワンコ達にもずっとの家族が見つかるといいな。

ヴェル、お空から
皆のこと見守っててね。
次回の譲渡会は6月22日です。よろしくお願いします。