終了まであと2日。レーベンらしさは、私達のアピールポイント

保護当初は人を恐れてたくさん吠えたり、指示が耳に入らなかったりする犬達。徐々に人との暮らしに落ち着いて慣れ、新しいご家族の希望の足音が聞こえてくる、といいな。

以前犬と暮らしておられた里親さまにどんなものを食べさせていましたか?とお尋ねしながら、レーベンではこれを与えています。もしかしたらTVCMや近くのお店で見かけるものよりも値段が多少張るものもあるかもしれませんが、何しろ食べ物へのこだわりは強めのレーベン。人間用もね。募金箱協力店の飲食部門のレベルが高い。

添加物は少なく、サプリメント的な健康を維持する原材料を多く含むものを、新鮮なうちに複数のフードと混ぜて与えてほしい、とお伝えしています。だからあまりにも大量の袋ではなく適度なもの。混ぜるのは、一種類の味だけに慣れてそれしか食べなくなると、災害時などに流通が不安定な時に何も食べられなくなる可能性があるからです。

ドライフードと缶などのウエットフードをよく混ぜて。好きなところだけ食べる子が多いからね。

他に、酵素パウダーやすりごま、ヨーグルトや犬用ミルク、オメガ3オイルなどを足すこともあります。チーズなら塩分の少ないもの。美味しいトッピングを期待して、上目遣いに食べる子も。

元々が栄養不良で来ますから、まずちゃんとしたものを食べ始めると、皮膚や毛の状態が目に見えて良くなります。ツヤツヤですねぇ！と譲渡会で褒められる。一度ついた歯石は簡単には取れませんが、歯茎の腫れが引いたり、生き生きと動きが出てくる。食べる楽しみで意欲が上がり、ご機嫌も多分良くなるからコミュニケーションや知的活動も向上する。

だって身体は口に入れた食べ物でできているじゃないですか。医療費をかけるより、体調を崩さない丈夫な身体になった方がいいに決まってる。そのためのフード代が高いから払いたくないのであれば、あなたは犬と暮らしても大丈夫な人間なのですか？と尋ねざるを得ない。無駄に高価な手の届かないものをご紹介しているわけではありません。ご飯がそんなに大切なんて知らなかったのであれば、犬に代わって伝えたい。先代や先住犬がそれで何とかなってきた、と言われても。老化や寿命がどんな暮らしをしてきたかに影響を受けないと言えるでしょうか。

食いしん坊ってやんちゃな印象で使われる言葉だけど、栄養の知識があるのは意識高い系でしょ。食べることは刺激的だし幸福感が高まる。乾燥機やオープンでレバーや砂肝をジャーキーにする時の部屋に漂う美味しそうな匂い！そりゃワクワクするよね。フード皿の音だって缶をパカッとする音だってみんな聞き逃さない。お目目キラーンと輝きます。

だから表紙がいつも腹ペコ隊なんだよ！可愛いんだもん。

しつけやトレーニングのご褒美や動機づけにもおやつ。暑い時期なら凍らせた冷やしちゅーるでお腹の中から体温調節。水分がとれない子にはシリンジでお口に運んだり。元気になってきたら、口内が健康なら自分でとれるから。

犬具の安全対策やお散歩の大切さは何度も繰り返しお伝えしているけど、食べ物で行数いっぱいお話ししてしまいました。

トライアル前の里親さまには、学んで覚えていただくことがいっぱいなのも、レーベンならではなのかもしれません。お世話やきでお節介なボラも可愛い我が子の実家の一部だと思って、それを理解して一緒に歩いてくださるご家族、よろしくお願いします。