応援者紹介シリーズ③石井 則久 先生

今回は、石井先生との出会いを紹介させていただきます。

石井先生の応援メッセージはプロジェクトページに掲載していますので、是非ご一読ください。

石井 則久 先生は、国立療養所多磨全生園 名誉園長をされており、皮膚科医の感染症領域を牽引する大変ご高名な先生です。

私の元に難治性皮膚感染症患者の検体の解析依頼が来るようになったのは、2016年頃からです。

当初は共同研究していた皮膚科医の先生からの依頼がほとんどでしたが、口コミで面識のない先生からも依頼が来るようになりました。

当時、強毒型MRSAは全く問題になっていなかったので、解析する検体のほとんどから強毒型MRSAが検出されることに驚きを隠しきれませんでした。

そんな中、松村 剛一 先生（松村皮膚科、横浜）が、皮膚感染症について情報交換する皮膚科医の集まり「皮膚感染症くらぶ」で私のことを紹介してくださいました。

これがきっかけで、本プロジェクトの共同研究者である三上 万理子 先生と知り合うことができました。

そして、三上先生から石井先生をご紹介頂き、国立感染症研究所 薬剤耐性研究センターの菅井 基行 先生に強毒型MRSAの流行が急速に拡がっていることを伝えていただきました。

私は、菅井先生とは以前から面識があり、当教室の大学院生を派遣して共同研究しています。

これを機に、菅井先生が実施している日本医療研究開発機構（AMED）のサーベイランス事業で、皮膚感染症から分離されるMRSAの全国調査が実現し、私もそのコアメンバーになりました。

今年の第122回日本皮膚科学会総会では石井先生、三上先生、河野 真純 先生（杉本皮膚科、横浜）、小坂さん（マルホ株式会社）とお食事する機会をいただき、素敵な時間を過ごしました。

石井先生は大変気さくで、すぐにファンになってしまいました。

今後も石井先生とのご縁を大切に、研究で恩返ししたいと思っています。

左から、三上先生、石井先生、小坂さん（マルホ株式会社）、中南、河野先生