現在のカンボジア

こんにちは！中村絵理です。

本日は、現在のカンボジアの政治・経済についてお話します。

~政治~

政治体制は、立憲君主制で1993年に新憲法が公布され、王制も復活しました。議会は、上院と下院の二院制で、下院の4名以外は直接選挙制で選ばれます。

内閣は、国王が第一党から首相を指名し、組閣します。政党には人民党、民族統戦線、サム・レンシー党、ノロドム・ラナリット党があります。

2008年7月以降、人民党による一党支配体制が続き、タイやベトナムとの国境問題、都市と農村部の経済格差、政治家の汚職など、多くの課題が浮上しています。

~経済~

カンボジアでは古くから、肥沃な土地と豊富な水に恵まれた農業国として、1960年代には自給自足率も高く、米やゴムを輸出していました。しかし、約20年にわたる内戦で全ての産業が打撃を受けました。内戦終結後の1993年以降には、諸外国の援助もあり徐々に復活しました。2004年から2007年には、観光業や建設業、農業生産が盛んになり、二桁の経済成長を成し遂げました。しかし、2008年以降、世界的不況に影響を受け経済は急速に悪化しています。

写真：首都プノンペン

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