土と水を保全する農業や漁業応援プロジェクト
土と水を保全する農業や漁業応援プロジェクト

支援総額

500,000

目標金額 470,000円

支援者
35人
募集終了日
2020年8月5日

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2020年07月13日 20:55

化学肥料や濃厚飼料が増えていくと土壌はどうなるか(その①)

 今年の施肥はどうだったでしょうか。来年の早春には肥料を発注して、来年の草の出来はどうかなぁと思いながら、少し期待しながら忙しく過ごしていることと思います。

 さて、発注する肥料は何でしょうか? だいたいは、草地化成かBB肥料といったところが多いと思います。これらに含まれている成分は、窒素、リン酸、カリウム、それに銘柄によっては苦土が入っていると思います。窒素は収量に直接影響しますから、どれぐらいを草地に撒くかについて、前年度の窒素施肥量と収量の結果を見ながら考えると思います。リン酸は、リン欠を引き起こすと大幅に減収しますし、苦土(マグネシウム)は、苦土欠による低マグネシウム血症、通称グラステタニーの発症を気にかけるため、十分に施そうと考えると思います。

 ではカリウムはどうでしょう? 施肥標準に適合するように撒く、といった考え方が一般的かと思います。ただ、カリウムの多い少ないは収量に影響することが少ないため、草地化成やBB肥料に含まれているからなんとなく窒素やリン酸と一緒に撒いてしまう、というのが正直な感覚だと思います。

 窒素やリン酸と比べるとどうしても影が薄いかのように見えるカリウムですが、本当に影が薄いのでしょうか? 今回からはみなさんとカリウムについて一緒に考えてみたいと思います。

 草地化成やBB肥料、それに堆厩肥にカリウムは含まれているため、なんとなく窒素とリン酸と一緒にカリウムをまいている結果として、土壌中の交換性カリウムの過剰や不足が見られるのが実情です。特に、化学肥料や濃厚飼料が多い経営では、土壌にカリウムがだんだんと増えていきます。

 土壌中のカリウムが多くなると、牧草のカリウムも増えていきます。牧草にカリウムが多すぎると、グラステタニーや乳熱の原因となります。このように、化学肥料や濃厚飼料が多い経営では、土壌がだんだんとカリウムであふれ、牧草のカリウムが多くなり、乳牛の健康に悪影響がおきます。

 次回は、カリウム過剰で何が起こるか、について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

リターン

10,000


土と水を保全する研究成果2020

土と水を保全する研究成果2020

このプロジェクトで明らかになった研究成果・データを,支援者の皆様にご提供いたします。データの活用は特に制限を設けないこととします。メール添付をご希望の場合は、メールをご選択ください。郵送をご希望の方は、郵送をご選択ください。郵送でお送りします。

申込数
49
在庫数
50
発送完了予定月
2021年3月

10,000


ニシベツ伝記(小説)

ニシベツ伝記(小説)

今までの研究成果を小説化してみました。
架空の根釧原野に存在する、付属短期大学を持つニシベツ実業高校を舞台として、地域の課題を生徒たちが解決していく、と言ったストーリーです。

申込数
1
在庫数
99
発送完了予定月
2020年10月

10,000


土と水を保全する研究成果2020

土と水を保全する研究成果2020

このプロジェクトで明らかになった研究成果・データを,支援者の皆様にご提供いたします。データの活用は特に制限を設けないこととします。メール添付をご希望の場合は、メールをご選択ください。郵送をご希望の方は、郵送をご選択ください。郵送でお送りします。

申込数
49
在庫数
50
発送完了予定月
2021年3月

10,000


ニシベツ伝記(小説)

ニシベツ伝記(小説)

今までの研究成果を小説化してみました。
架空の根釧原野に存在する、付属短期大学を持つニシベツ実業高校を舞台として、地域の課題を生徒たちが解決していく、と言ったストーリーです。

申込数
1
在庫数
99
発送完了予定月
2020年10月
1 ~ 2/ 2


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