のんくんの手術について

【スタッフからのご報告】

11月に警察からのご依頼で保護したシニアの、のん君。

のん君は、体のあちこちに病気が見つかり、腫瘍もありました。

元飼い主さんが逮捕されるまで多分一度もトリミングがされた事がなかったようでノミアレルギーもあり全身真っ赤。

血液検査の結果も非常に悪く、手術が出来る体力が付くまで食事管理やお散歩で体を作りながら、定期的に通院を行ってきました。

ボランティアでトリミングもしていただき、皮膚状態も非常に良くなって来ましたし、栄養状態も随分改善されてきていました。

これまで病院に通院し、治療を続けてきましたが、薬を服用したり、塗布するだけではカバー出来なくなってきたのが耳の中の腫瘍と肛門の腫瘍。

耳は完全に腫瘍で覆ってしまっています。

毎回耳や肛門付近も血だらけになってしまい、のん君に痛みを少しでもとってあげる為に、根本的な治療を目指し、手術に踏み切る事となりました。

ハイシニアの為リスクがあるのは覚悟を決めました。

先生に教えていただきましたが、手術中に腫瘍が奥まで広がっている場合は、出血の原因となっている部分だけを切除する可能性もあるそうです。

のん君は、保護されるまでゴミ屋敷の中で閉じ込められた生活しか知りません。

逮捕される度に独りぼっちを体験してきたと思います。

今は毎日お散歩にも行き、お友達と遊び、美味しいご飯も食べられて、今日まで楽しい時間を満喫する期間も作れました。

これまで体調をしっかり整えてきたので頑張って欲しいと思いますが、シニアの為、最悪も考えなければいけません。手術中に麻酔で何かあっても少しでも後悔しないようスタッフとも沢山話を重ねて手術に至りました。

インスタにて、のんくんの手術についての投稿をした際、たくさんの方から応援コメントをいただきました。
本当にありがとうございます。

皆様の応援の力が伝わり、のんくんの手術は無事に成功いたしました。

明日はのんくんの術後の様子について、報告させていただきます。
ぜひご覧ください。

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