【応援メッセージ】いいは堂 Al monde 空心さん

全国の古民家カフェ愛好家の皆様、こんにちは！
そして、大自然と、古き良き人のつながりを大事にし、次の世代へつなげていこうとする想いに共感する心優しい皆様、こんにちは～！

 

スペースアンソロジーさんの今回の企画にワクワクが止りません。教室とカフェの店から、里山体験の拠点づくりとなる店へと飛躍していこうとする美しい姿に心から拍手を送りたいと同時に、共感人口が増えたらいいなぁ…　という想いでいっぱいです。

 

スペースアンソロジーさんとは、2017年の夏に福島の子どもたち10名＋保護者2名の計12名を受け入れる保養プロジェクトで一緒に活動させていただきました。この時は、偶然の出会いだったにも関わらず、プロジェクトが始まる前からなぜか意気投合し、幾度にもわたる打ち合わせの場所提供、協力していただけそうな人材の発掘や確保、保養受入れに経験のあった大人たちとの意見交換や共同作業などを通して、店主の愛あふれる人柄に触れる幸運を得ることができたのです。

 

「わんぱくチャレンジ広島」というタイトルは、福島の子どもたちの初めての体験という意味でチャレンジという言葉を使いましたが、わたしたち企画運営者にとっても初めて経験することばかりで、大いなるチャレンジとなりました。あちこちから集まった有志が、悩みながら行動し、一歩進んではまたちょっと後退し、新たな答えに向かって少し前進したような日々でした。終わってしまえば、あっという間で、さほどの困難はありませんでしたが、ずいぶんな遠回りと思えるような時間を共有したことで、大きな発見があり、絆が深まったように感じました。

 

教室としてイベントを実施したり、カフェとして飲食を提供したりすることだけでなく、それ以上に普段から地元との関わりを密に活動されていたことを考えると、仁賀小学校の全児童とPTA、職員の皆様、あるいは地元住民の皆様を巻き込んでのプロジェクトは大成功し、翌年も発展的に同プロジェクトを遂行することができました。残念ながら昨年は大雨土砂災害で、実現することはできませんでしたが、このプロジェクト以上に地域の災害復興に尽力されたことは皆様ご存じのとおりです。

 

失われていく古民家を素敵に活用したい、美味しいものを提供したい、ただ地元を盛り上げていきたいというだけでは、ひとつの点（店）で終わってしまいます。点から線へ、線から面へとつながり、そこに地元民や全国からの理解しあえる仲間という深さを加えることで、立体的、包括的にものごとが進んでいきます。ひとりができることは小さくても、集まればちからになります。集まった人たちの想いとちからが、このプロジェクトをさらに大きなエネルギーで包み込み、次なる一歩を踏み出す勇気に変えていけると信じています。

 

ちょっと先の愉しい未来は、あなたの半径３メートル以内にきっとあります。

 

この挑戦に参加することで、あなたが歩く道が少しでも明るく照らされますように。

 

いいは堂 Al monde（東広島市志和）主宰　空心