防火管理者

田並劇場再生にあたり、町の建築課や消防局の方にもいろいろと相談にのっていただいている。消防の方の指導により、防火管理者を置かなくてはならないということで、防火管理者の資格を取るべく、講習会を受講してきました。

講習会は二日間。ほぼ座学で、防火に関する基本的な知識を叩き込まれる。基本的に『多数のものが出入りし、勤務し、または居住する防火対象物で政令で定めるもの』は防火管理者が必要なのである。防火管理者の条件としては『防火管理上必要な業務を適切に遂行できる管理的・監督的な地位にある者』ということにもなっている。

つまり、事業所の社長や専務、支配人、事務長など人を指導する立場の人ということで、講習会場には100人近い受講生が二日間の座学を眠気をこらえながら受講しているわけだが、皆それなりの立場の方々というわけで、エリートのみが持つことができる資格なのである！

というわけではけっしてなく、受講料を払って二日間頑張って、三択10問正解率60パーセント以上という試験をクリアすれば誰でも習得できるお手軽国家資格である。ただし『自分のところは自分で守る！』という防火監理の基本の中で、防火管理者である責任は重大なのである。