中銀カプセル解体!救出した7カプセルで動く建築とメタボリズム実現へ
中銀カプセル解体!救出した7カプセルで動く建築とメタボリズム実現へ

支援総額

4,610,000

目標金額 3,000,000円

支援者
188人
募集終了日
2022年11月25日

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2023年01月06日 18:46

年始のカプセル作業+角のパネルのつくり方が分かりました

 

昨日、2023年1月5日(木)に、今年最初のカプセル作業を行いました!今回も新たに分かったことがありました。

 

作業は昨年の続きの外壁パネル取り外しとカプセルA606と他のカプセルのオリジナルパーツのカウントを行いました。

 

外壁パネルの取り外しは、丸窓の左側のパネルと上部の角の取り外しです。

 

 

カプセルA606の上部には、防水塗料が塗られています。2010年代に少数のカプセル所有者さんたちによって、一部のカプセルだけに防水工事が行われました。現在、上部に塗られているのは、その時の塗料だと思っていますが、もしかするともっと前のものかもしれません。

 

上部にべったりと防水塗料が塗られているため、角を取り外すには、まず、その塗料をはがさないといけません。ひたすら削る作業を副代表が行いました。

 

 

さらに、カプセル上部に付いている水切りのような部材を外して、それからようやく角を取り外すことができます。

 

 

外壁パネルの角ですが、私たちは三次元の金型プレスだと思っていました。ところが、今回、外してみて違うことが分かりました。

 

なぜプレスと思っていたかというと、当時の設計担当者の方が「これは140戸というオーダーだからやってもらえたということでしょうね。外板のボンデ鋼板の角のアールのプレスもやはり数が揃わないとできませんから、そういう意味でのスケールのメリットはあったでしょう。」と『新建築』(2008年8月号)の「連載 空間表現のディテール 中銀カプセルタワービル」の中で語っていたからです。

 

実際にはどのようになっていたかというと・・・1枚の鋼板でできているわけではなく、曲げた2枚の鋼板を溶接していました。角の外壁パネルの裏側を見るとよく分かります。

 

 

オリジナルの外壁パネルで、傷んだ箇所を再生産する際に最も困難を伴うと思っていたのが角のパネルでした。

 

角のパネルを立体的なプレスを行おうとすると、金型だけで200万円以上はするということを、プレス屋さんから聞いていました。角の数枚をつくるために、そのような費用がかかることが想定されたため、大変だなと考えていたのです。

 

ところが、このようなプレスではなく溶接によるつくりでしたので、そこまで難しくないことが分かりました。

 

今回も新たな発見があったと同時に、中銀カプセルタワービルについて語られてきたことで実際とは違うことがよくあるなと、改めて思いました。

 

 

オリジナルパーツのナンバリングについては、カプセルA606は当初から付いていたオリジナルパーツのリストは001〜175番までありました。今回は、私たちが後から取り付けたものなどをリスト化しました。176番から210番までありました。

 

たとえば、復元したベッド下の引き出しやスツール、マットレスなども含みます。オープンリールやラジオなど当時の品番と同じもので、後から取り付けたものなどもあります。使っていた椅子などもカウントしています。

 

 

その後、カプセルA606以外から救出したオリジナルパーツについてもリスト化しました。

 

 

私たちは、建物の最終所有企業から許可を得て、他のカプセルのオリジナルパーツなどについても、2022年4月以降に救出作業を行いました。救出できなかったものは、廃棄されてしまいました。

 

救出当時は、カプセルA606の1個しか譲り受けない予定だったため、控えめな数だけ救出しています。もし、複数のカプセルを救出することが分かっていたら、もっと多くの数のオリジナルパーツを救出していたでしょう。

 

 

今回、カウントしたのは家具の戸などの大きな物を含まない、金物などの小さめのパーツ類です。

 

めずらしい物だと、たとえば、「流し」(ミニシンク)と流し用の水栓があります。

 

 

また、冷蔵庫に付属していた、製氷皿もあります。

 

 

ほかには、1階ピロティやかつては1階ホールなどでも使用されていた黒丸の「モザイクタイル」もあります。予備のタイルが地下に保管されていたため、そちらも救出しました。大変重いです。

 

 

モザイクタイルはこちらのタイルです。1階ピロティの写真は、タイルがよく見えると思います。

 

 

 

建物解体時には、ほとんどのオリジナルパーツが廃棄されてしまいます。

 

私たちが当時、救出できたものは本当にわずかです。ですが、何も残らないよりは、少しでも実物が残ることには意味があると考えています。

 

ざっくり1種類複数の一塊で1カウントとして、今回は001〜050番までありました。

 

今後は、大きめの物についてもカウントしていきたいと思っています。

 

引き続き、私たち中銀カプセルタワービルA606プロジェクトの活動の応援をよろしくお願い致します!

 

20230106

中銀カプセルタワービルA606プロジェクト

代表いしまるあきこ

リターン

3,000+システム利用料


alt

A606プロジェクト応援A(お気持ちのみ)

記念品などをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクトのために使用させていただく コースです。
ーーーーーーーーーー
●御礼のメール

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

5,000+システム利用料


カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

●御礼のメール
●カプセルA606+共用部オンライン見学会(期間限定アーカイブ有)
・共用部は1階外部・ロビー・6階ブリッジ・階段室です。

代表いしまるあきこが、解体直前の2022年3月末に、みなさまをカプセルA606へご案内する動画を撮影しました 。

当時、現地開催を検討していましたが、裏の増築部の解体が始まっていたことによる粉じんやアスベストの影響を鑑み、実施を断念しました。そのため、映像で記録を残しました。

2022年3月末にはA606室内にベッド・スツールなどもフルレストア(復元)していたため、その解説もしています 。

今回の映像は前回のクラウドファンディングのリターンとして2021年8月に実施したオンライン見学会とかぶる内容もありますが、より細かな内容でお伝えし、雰囲気も変わる予定です。

撮影日:2022年3月31日
撮影・編集:和久井幸一
企画:いしまるあきこ

※2023年1月末までに開催予定、日程などの詳細を追ってご案内いたします。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月

3,000+システム利用料


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A606プロジェクト応援A(お気持ちのみ)

記念品などをお届けしないかわりに、いただくご支援をできるだけ多くプロジェクトのために使用させていただく コースです。
ーーーーーーーーーー
●御礼のメール

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年12月

5,000+システム利用料


カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

カプセルA606+共用部のオンライン見学会ご招待(2022年3月末の解体直前の記録映像より)

●御礼のメール
●カプセルA606+共用部オンライン見学会(期間限定アーカイブ有)
・共用部は1階外部・ロビー・6階ブリッジ・階段室です。

代表いしまるあきこが、解体直前の2022年3月末に、みなさまをカプセルA606へご案内する動画を撮影しました 。

当時、現地開催を検討していましたが、裏の増築部の解体が始まっていたことによる粉じんやアスベストの影響を鑑み、実施を断念しました。そのため、映像で記録を残しました。

2022年3月末にはA606室内にベッド・スツールなどもフルレストア(復元)していたため、その解説もしています 。

今回の映像は前回のクラウドファンディングのリターンとして2021年8月に実施したオンライン見学会とかぶる内容もありますが、より細かな内容でお伝えし、雰囲気も変わる予定です。

撮影日:2022年3月31日
撮影・編集:和久井幸一
企画:いしまるあきこ

※2023年1月末までに開催予定、日程などの詳細を追ってご案内いたします。

申込数
22
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年1月
1 ~ 1/ 19


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